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広報しおじり令和2年5月号テキスト版 6ページから7ページ
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特集 想いを紡ぐ短歌と塩尻
近代短歌のふるさと塩尻で 短歌に触れ、想いを表現する
今回は、全国短歌フォーラムin塩尻について紹介します。
問い合わせ 全国短歌フォーラム実行委員会(社会教育課内)直通電話0263-52-0903
近代短歌と地域文化
塩尻は、歌人の太田水穂や若山喜志子などを輩出した地です。明治・大正期には、若山牧水や島木赤彦など、近代を代表する多くの歌人が集い学んだ地であることから「近代短歌のふるさと」と呼ばれています。
市内には、広丘地区にある歌碑公園をはじめとした多くの歌碑や歌人の生家が存在しています。また、塩尻短歌館では、本市ゆかりの歌人たちの遺品や貴重な資料を通して、先人たちの思いや情熱を感じることができます。
短歌の魅力を発信する「全国短歌フォーラム」
本市では、歌人たちをたたえ、地域で育んできた短歌の文化を継承し、日本語の素晴らしさを全国に発信するため、昭和62年から「全国短歌フォーラムin塩尻」を開催しています。短歌は、自分の思いを形に残せることが魅力です。今年で34回を迎える短歌フォーラムに参加して、短歌の奥深さに触れてみませんか。
第33回短歌フォーラムの様子
令和元年9月21日土曜日・22日日曜日にレザンホールで開催「写真」
表彰式の様子「写真」
全国から自由題・題詠歌合わせて2,543首もの短歌が寄せられました。大会では、佐佐木幸綱先生、永田和宏先生、小島ゆかり先生から入賞の短歌を丁寧に選評いただきました。入賞者の年齢層や短歌暦は幅広く、それぞれの表現の違いを楽しみました。
トークショー「写真」
タクシードライバーで歌人の高山邦男さんと歌人の穂村弘さんを迎え、テーマを「短歌が生まれるとき」とし、短歌を始めたきっかけや創作エピソードについて対談しました。
みてある記「写真」
短歌講演会の他、塩尻短歌館の周辺を巡りました。地元、広丘小学校の児童たちが短歌の里を案内してくれました。
第33回全国短歌フォーラムin塩尻 最優秀賞受賞作品
湖に人住む島のあるという近江のくにの大きそのうみ
守屋 久見子さん(松本市)
選者講評
滋賀県にある琵琶湖の歌であるが、あえて湖の名前を出していないことが、相手への敬意を表している。滋賀を近江としていることから、古風な歌に感じられる。
歌の最後では、湖を「うみ」としていて、これがとても良い。読むだけで時間や空間の深さを感じられる最優秀賞にふさわしい作品である。
第34回全国短歌フォーラムin塩尻
- 日時 9月26日土曜日 正午から午後4時(午前10時開場)
- 場所 レザンホール大ホール
- 主な内容
- 投稿歌選評
- 表彰式
- トークイベント(下記参照)
※申し込み、入場料は不要です。
- 投稿歌選者
佐佐木 幸綱さん(歌人)「写真」
永田 和宏さん(歌人)「写真」
小島 ゆかりさん(歌人)「写真」 - 司会
穂村 弘さん(歌人)
トークイベント
若手歌人の2人をゲストに迎え、若者たちの新しい短歌の楽しみ方などについて、聞き手の穂村弘さんが迫ります。
山川 築さん「写真」
1990年 三重県生まれ。「未来」所属
2018年 第64回角川短歌賞を受賞
睦月 都さん「写真」
1991年 東京都生まれ。「かばん」所属
2017年 第63回角川短歌賞を受賞
吉田恭大(塔)等とともに、詩歌の一箱書店×Web企画「うたとポルスカ」を運営。
大会への投稿歌を募集しています
- 投稿数 自由題1首、題詠歌1首の合計2首まで
- 投稿方法
- 投稿用紙を郵送 募集要項をご希望の人は事務局までご連絡ください。
- インターネットから投稿 短歌フォーラムホームページ内の投稿フォーム(URL https://tanka.shiojiri.com/entry/)からご投稿ください。
「QRコード」
- 投稿料 1,000円(1首でも2首でも同額)
- 投稿料のお支払い方法
- ゆうちょ銀行、郵便局の「払込取扱票」でのお振り込み
【加入者名】全国短歌フォーラム実行委員会
【口座記号番号】00560‒6‒83649 - ゆうちょ銀行の「定額小為替」を作品に同封して郵送
- ゆうちょ銀行、郵便局の「払込取扱票」でのお振り込み
- 投稿締切日 6月19日金曜日 当日消印有効
第34回大会題詠の題は「雲」
全国短歌フォーラムホームページ(URL https://tanka.shiojiri.com/)では、過去の投稿作品などを紹介しています。
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