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広報しおじり2022年3月号テキスト版12ページから13ページ​

ページID:0019955 更新日:2022年2月25日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2022年3月号テキスト版12ページから13ページがご覧になれます。

早期発見・早期治療のためにがん検診を受けましょう

問い合わせ 健康づくり課健康推進係 直通電話0263-52-0854
 「検診」は現在、自覚症状の無い皆さんが対象です。早期にがんを見つけて適切な治療を行うことで、治癒する確率が高くなります。今回は、「検診」の知識や、申し込みの流れをお伝えします。

市民の死因第1位は「がん」

 塩尻市の主な死因別死亡数の内訳は、令和2年の死因第1位は「がん」で、年間死亡者数752人のうち181人(24.0%)ががんで亡くなっています(グラフ参照)。この数字は、長野県のがんで死亡している人の割合(同年比)25.1%よりも低い数値ですが、それでも約4人に1人ががんで亡くなっています。

がん検診は早期にがんを見つけて治療につなげるもの

※「検診」の語源のスクリーニングとは「ふるいにかける」という意味です。
 がん検診は、「検診」というふるいにかけて、がんの疑いがある人を分けるためのものです。検診によってがんの疑いがある人には、医療機関で精密検査を行い、早期発見・早期治療につなげていきます。
 早期のがんは、ほとんど自覚症状がありません。自覚症状がある場合は、何かしらの病気が進行している可能性があるため、検診を待たず早めに医療機関を受診しましょう。
 また、がん検診で精密検査が必要と判断された場合、より詳しい検査を受ける必要があります。「症状が無いから」「忙しいから」といった理由で精密検査を受けないと、がんを悪化させてしまう可能性があります。

早期発見のため、検診を定期的に受けよう

 検診で見つかるがんは、治る可能性が高い早期がんです。適切な治療に結びつけるためには、検診を定期的に受けることが必要です。たとえ1回の結果が「異常なし」でも、その後にがんになる可能性もあります。
 市の検診では、どの部位でも毎年がんが発見されています。大切な命を守るために、適切な時期にがん検診を受けましょう。
■グラフ 市内の主な死因別死亡数の内訳(令和2年)
参照:統計しおじり
がん(悪性新生物) 24.1%
老衰 15.8%
心疾患 11.2%
脳血管疾患 9.2%
肺炎・気管支炎 4.8%
不慮の事故 3.9%
自殺 2.0%
その他 29.0%
「QRコード」
▶それぞれのがんや検診の情報は「国立がん研究センターがん情報サービス」のサイトから確認することができます。

早期発見でさまざまな負担を軽減 40代女性の体験談「イラスト」

 人間ドックの後に精密検査を受けたところ、初期の乳がんと診断されました。診断を受けた時は「まさか自分が…」と驚きましたが、初期だったので転移もなく、乳房の部分切除のみで2週間で退院できました。
 退院後は、ホルモン剤の服用と3カ月に1回の通院のみで、身体的・時間的にも負担は軽く済みました。特に乳がんは転移しやすいらしく、発見が遅くなると放射線治療や抗がん剤の副作用など、体に大きな負担があったと思います。乳房切除のショックは、女性にとって大きなものだと思います。早期発見すれば部分切除で済む場合がありますし、現在は乳房の再建術も受けられます。自分自身のためにも、毎年検診を受けることが大切だと改めて感じました。
 私は人間ドックを受けていますが、市ではマンモグラフィ(乳房エックス線検査)と超音波(エコー)検査を毎年交互に行っているそうです。いろいろな検査によって発見する確率も上がるのかなと思います。

がん検診の流れ

※新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で実施します。また、検診当日に体調が優れない人は受診をお控えください。

ステップ1

がん検診の対象世帯には、3月初旬に「がん検診等申込はがき」が届きます。
■申し込み方法(次のいずれか)
〇はがきでのお申し込み
希望する検診に○をし、電話番号を記入した上で、郵送または市保健福祉センター2階健康づくり課に持参してください。
・申込締め切り日 3月25日金曜日(必着)
〇インターネットからのお申し込み
ながの電子申請「URL https://s-kantan.jp/city-shiojiri-nagano-u/」からお申し込みください。
・申込締め切り日
 定員に達し次第、または各検診の実施終了まで「QRコード」

ステップ2

検診票が自宅に到着
 がん検診に申込後、各検診日の2週間から1カ月前に検診票が届きます。

ステップ3

日程確認・予約
 日付の指定がある検診で都合が悪い場合は、健康づくり課まで必ずご連絡ください。

ステップ4

がん検診を受診
 各検診の注意事項をご確認の上、受診してください。

ステップ5

結果を確認
 要精密検査になった場合は、必ず受けましょう。

変更点

令和4年度からレントゲン検診の会場が10カ所に変更となります
 令和3年度まで公民館などで実施していたレントゲン検診の会場を集約しました。日程などの詳細は、検診票や市ホームページなどをご確認ください。
○会場 市保健福祉センター、広丘支所、片丘支所、吉田支所、北小野支所、塩尻東支所、洗馬支所、宗賀支所、高出地区センター、楢川保健福祉センター
各検診の時期や対象、料金などの詳細は、広報しおじり3月号に折り込まれている「塩尻市けんしんメニュー」、または市ホームページ(URL https://www.city.shiojiri.lg.jp/)をご覧ください。
※塩尻市けんしんメニューは市保健福祉センター2階健康づくり課でも配布しています。
「イラスト」がん検診イメージキャラクター「がん検診へ出陣じゃ」
「写真」塩尻市けんしんメニュー

検診って? よくある質問

Question がんが心配なので、検診はもっと若いうちから頻繁に受けたほうが良いのでしょうか。「イラスト」
Answer 厚生労働省が示すがん検診の指針では、推奨されている受診間隔や対象年齢で受診することが望ましいとされています。検診の有効性が確かめられ、デメリットが最も少ないためです。推奨より若い年齢では、一般に利益より不利益が大きくなると言われています。
検診のメリット
 〇がんによる死亡率低下
 〇前がん病変を治療することで、がんの発症を防ぐ
検診のデメリット
 〇検診や精密検査に伴う偶発症
 〇偽陽性(誤って、がんの疑いがありと判定されること)
 〇偽陰性(誤って、がんの疑いがなしと判定されること)
 〇過剰診断(生命を脅かさないがんを発見すること)