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平出博物館周辺

ページID:0003794 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

平出博物館周辺について記載しています。

平出歴史公園

博物館周辺は、古墳時代の竪穴住居や高床式倉庫、3基の古墳、古代の登り窯などが復元された歴史公園になっています。
木々に囲まれた自然環境の中にあるこれらの建物を散策しながら歩くのも楽しいですよ。

3号復元住居(古墳時代)

平出遺跡から発見された5世紀後半の竪穴住居を復元したもので、昭和26年に遺跡内に復元され、昭和58年に現在の歴史公園に移築復元されました。古墳時代の竪穴住居としては全国初の復元であり、以降の復元住居に大きな影響を与えました。現在でも、学校の社会科資料集などで山上憶良の貧窮問答歌に出てくる当時の農民の家としてしばしば登場しています。

3号復元住居(古墳時代)の画像

高床倉庫(古墳時代)

平出遺跡から発見された2号掘立柱建物址を昭和59年に復元したもの。3間×4間と大型で、高床・板壁の切妻造り。米・麦・豆などの穀物を貯蔵した倉で、集落付属の倉、または集落内の豪族の私有倉であったと考えられています。

高床倉庫(古墳時代)の画像

平出古墳群

6世紀後半から7世紀前半にかけて平出の古代集落を治めていたと考えられる豪族たちの古墳が3基、博物館裏の尾根上にあります。いずれも円墳で、1号・3号は無石槨、2号は横穴式石室内蔵墳で、石室の復元が見学できます。出土した鉄剣、玉類、土器などは博物館に展示されています。

古墳の画像

復元登り窯(菖蒲沢窯址)

昭和61年、市内片丘北熊井の林間工業団地内から発見され、昭和63年に歴史公園内に復元されました。奈良時代後期のもの。写真に写る保護屋根は平成21年に老朽化のため取り壊し現在はありません。ここから出土した瓦塔は、現在博物館に復元・展示されています。高さ232センチメートルは全国一の高さをもち、細部意匠も緻密な優品です(長野県宝)。

復元した登り窯の画像

平出の泉

はるか縄文時代の頃から湧き出していたとも言われる「平出の泉」。周囲200メートル、水深6メートルの透明度の高い湖沼です。泉の水は石灰岩の割れ目から湧き出しており、湧水量は毎秒45リットル、水温も年間を通じてほぼ一定です。この泉の北側から流れ出る渋川の小河川が古代平出集落の形成に重要な役割を果たしました。現在でも澄明な美しさをたたえており、四季折々の景色が楽しめます。(正面右側が比叡の山、左奥に博物館があります)

平出の泉の画像

比叡ノ山

博物館と平出遺跡との間にある独立丘。大男「でいらぼっちゃ」が、背負ってきた大きな山をこの地に落としてしまい、比叡ノ山になったという伝承が残っています。以前は頂上に上ると松本平が一望されましたが、現在は樹木が覆い茂りやや眺望が悪くなっています。山肌には時々、野生のカモシカの姿が見られ、行きかう見学者の皆さんがしばし足をとめて眺めています。(写真中央が平出遺跡、その向こうに見えるのが比叡ノ山)

比叡ノ山の画像