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土器・土偶の出土 Doki&Dogu<Excavation of earthenware&clay figures>

ページID:0003783 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

1万2千年も続いた縄文時代には、溢れるほどのおびただしい土器がつくられました。土器は、長い時間の中で様々に変貌し、その地域独特の型やデザイン・文様を生み出しました。
住居址(J-26号)からは、新道(しんどう)式と呼ばれる多くの土器とともに、石鏃(せきぞく)や石斧(せきふ)などの石器や朱色の耳飾りなどが出土しました。また、ここからは17点の土偶(どぐう)が出土し、土偶を廃棄した場所であったと考えられています。特に、住居址内の3か所から見つかった土偶片は一つに接合することができ、頭部から脚部付近までが復元されました。この土偶は、頭部が平滑で、両手を水平に伸ばし、妊婦に似た腹部が大きく張り出した姿で、「河童型(かっぱがた)土偶」と呼ばれる土偶の特徴をよく表したものでした。

出土した土器(J-26号)の画像
出土した土器(J-26号)

接合した土偶(J-26号)の画像
接合した土偶(J-26号)