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上高地の樹木
上高地の樹木
昭和9年(1934)に国立公園に指定された上高地は、自然公園として保護され年間120万人以上の修学旅行生や海外からの観光客などが訪れる素晴らしい山岳景勝地で、塩尻市立自然博物館でも定期的に観察会を実施している場所です。
しかし、人為的に持ち込んだ外来魚(カワマス、ブラウントラウト)により交雑種が増えて在来種のニッコウイワナが減少したり、護岸工事によりケショウヤナギの生育場所が少なくなったり、観光客が持ち込んだ下界の植物が繁殖したり、夏期に河童橋や明神橋付近でカラスが増えたり、本来の自然環境からは変化していることもあります。このような点については、管理者だけでなく利用者も含めて皆で考えていかなくてはならないでしょう。
ここでは、上高地に生育している特徴的な樹木について説明します。