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奇妙な形のきのこ(No2)

ページID:0043656 更新日:2024年7月10日更新 印刷ページ表示

 

 

奇妙な形のきのこ(No.2)

1.ヤグラタケ(不食)

ベニタケ属の黒いきのこに乗っかるように生える珍しい白色小型のきのこです。きわめて生息環境の狭いきのこで、枯木や林地に発生することはありません。​

ヤグラダケ

 

 

2.タマキクラゲ(不食)

枯枝に点々と並んで生えるゼリー状のきのこです。湿っているときは柔らかく透明感もありますが、乾燥すると黒褐色でカリカリに固くなります。​

タマキクラゲ

3.シャグマアミガサタケ(猛毒)

​​すみれの花が咲く頃にカラマツ林などで発生し、フィンランド等では煮沸して毒抜きしたものが缶詰で市販されていますが、猛毒きのこです。国内でも試しに処理してから食べる人がいますが、真似しない方が賢明です。​

シャグマアミガサダケ

 

 

4.ヒメカバイロタケ(不食)

コケにおおわれた針葉樹の倒木などに多数群生し、傘の径が1~2cmほどの小さなきのこです。細かくて壊れやすいきのこなので、利用価値はありません。

ヒメカバイロダケ

5.オニフスベ(食用)

秋の初めに公園や庭の草地に生えるきのこで、バレーボールや頭蓋骨のようにも見えるのでびっくりする人がいます。新鮮で固いものは、はんぺん様なので食べる人もいますが、美味いきのこではありません。

 

オニフスベ

 

6.セイタカイグチ(食用)

​柄が長く紅色の網目があり、新鮮な時は傘も管孔も白色のイグチです。野生きのこが豊作の年には沢山出ることがありますが、見慣れないきのこということで採らない人もいます。​

セイタカイチグ

7.アカエノズキンタケ(不食)

ズキン様の傘をかぶっているようなきのこで、湿った落葉の厚い場所に発生します。不思議な形をしているため、きのこだか何だか分からず採られない種類のものです。​

アカノエノズキンダケ

8.ノボリリュウタケ(不食)

野生きのこが豊作の年にしか見ることがない奇妙な形をしたきのこです。湿った落葉が堆積したような所に発生します。

 

ノボリリュウダケ

9.キイボカサタケ(猛毒) 

​​レモン~黄色の小さなきのこで、古い図鑑では「食毒不明」とされていました。しかし最近、老人が裏山で採ったこのきのこを食べて死亡したため、以来猛毒きのことして有名になりました。​

キイボカサダケ1キイボカサダケ2

​10.アミヒラタケ(不食)

ヒラタケやマツオウジのようにも見えますが、ゴム・皮のごとく硬くて食べることはできません。木材腐朽菌なので倒木や枯木などに発生し、傘の裏が網状の大型きのこです。

アミヒラダケ