ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 交流文化部 > 自然博物館 > 奇妙な形のきのこ(No1)

本文

奇妙な形のきのこ(No1)

ページID:0042438 更新日:2024年7月9日更新 印刷ページ表示

 

 

奇妙な形のきのこ(No.1)

1.シャカシメジ(食用)

幼菌の時は、小さな傘が重なり合いお釈迦様の頭のように見えるため、和名が付けられました。コナラ等の根につく菌根菌のため、条件が良いと毎年同じ場所に発生する。

 

シャカシメジ

 

 

2.ヤマブシタケ(食用) 

修験道の山伏が胸につける梵天(丸い飾り)に形が似ているため、和名が付けられました。ミズナラなどの枯木に生え、傘や柄がなくゆがんだ白色の球塊状のきのこで、最近はスーパー・道の駅でも市販されている木材腐朽菌です。

 

ヤマブシダケ

3.サンコタケ(不食)

​​密教の仏具「三鈷(さんこ)」に似ているため名前が付けられました。幼菌の時は白い卵状で、成長すると黄色の柔らかい腕が3~6本出て先端がくっつき、悪臭がしてカニノツメ様になります。

 

サンコダケ

 

 

4.スッポンタケ(食用)

竹藪などに発生し、白色球形の幼菌からスッポン頭状の濃緑色の傘が出て伸びる。腐敗臭のするグレバ(胞子をつくる粘着性の組織)で昆虫を寄せつけて、胞子を拡散させます。

すっぽんだけ

5.ツチグリ(不食)

林縁部や林道法面などに群生し、外皮がむけて8片位に開き、湿度により開閉します。幼菌は球形で固く地中にあり見つけにくいが、東南アジアでは食用にする地域があります。

 

ツチグリ

 

6.ホコリタケ(食用)

​球形でマシュマロ状のきのこで、表面に細かいイボがあり、成熟すると頂部に穴が開き茶色の胞子を飛ばします。

ホコリダケ

7.トリュフ(食用)

​​西洋料理では高級珍味とされる黒トリュフ(イボセイヨウショウロ)ですが、最近国内でも自生していることが知られ、秋の終わり頃コナラ林を探す人が見られるようになりました。写真の黒トリュフは、塩尻市片丘で12月上旬に採取されたものです。

 

トリュフ

8.トガリアミガサタケ(食用) 

​​春、すみれの花が咲く頃に公園や道端に生え、ヨーロッパでは人気のきのこです。アミガサタケの仲間には数種類ありますが、生食すると中毒症状になるので注意しなければなりません​。

 

トガリアミガサダケ

9.カメムシタケ(不食) 

​​いわゆる冬虫夏草と言われるセミタケ・ヤンマタケの仲間で、一部は漢方薬等に使われます。カメムシに寄生する病原菌で、耳かき状のオレンジ色の小さな子実体(きのこ)を作ります。​

カメムシダケ

10. マスタケ(食用)

傘の色が鮭の肉の色に似ているため、名前が付けられた。枯木の幹に生え、遠くからでも鮮やかな色なので目立ち見つけやすいきのこです。

マスタケ