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甲虫目
甲虫目(コウチュウもく)
カブトムシなど前翅(ぜんし:前ばね)が固い特徴(とくちょう)を持っているものを甲虫といいます。固いはねがやわらかい腹を守ったり、落ちても傷つきにくくしています。飛ぶときには前ばねの下にある膜状(まくじょう)の後ろばねを広げて飛びます。オサムシの仲間のように後翅(後ばね)が退化(たいか)して飛べないものもあります。
アカハナカミキリ(カミキリムシ科)
前翅が赤色です。シシウドやノリウツギなどの花に集まります。
ヨツスジハナカミキリ(カミキリムシ科)
前翅に4条の黄褐色帯がある。ノリウツギ・リョウブ・シシウドなどの花に集まります。
ジョウカイボン(ジョウカイボン科)
成虫は花の蜜や花粉のほか、小さな昆虫類を捕食します。甲虫の仲間は、テントウムシやカブトムシのように、堅い前翅をもっていますが、ジョウカイボンの仲間やホタルの仲間は、前翅が軟らかいので軟鞘類(なんしょうるい)と言います。
ヘイケボタル(ホタル科)
ゲンジボタルと同じように幼虫は、水中生活をします。
ベニコメツキ(コメツキムシ科)
前翅は朱赤色です。触覚はオスはくし状、メスでは鋸歯状(きょしじょう)です。
ヒラタクワガタ(クワガタムシ科)
枯れ木の透き間に入り、潜んでいるのはオスです。ヒラタクワガタは、多くの亜種に分かれています。