本文
バッタ目
バッタ目
この仲間の多くは、よく鳴くことで知られています。鳴くのはオスです。バッタ類は、前翅(ぜんし)に後翅(こうし)をこすりつけて発音します。キリギリス類やコオロギ類は、左右の翅をこすりあわせて発音します。前肢と中肢は歩行に適しますが、後肢は多くの種で、腿節が発達し跳躍に適しています。食性は肉食・雑食・草食性で、草原・田畑・樹上などにすんでいます。
トノサマバッタ(バッタ科)
別名ダイミョウバッタとも言います。からだは緑色または褐色で、大型のバッタです。
クルマバッタモドキ(バッタ科)
上から見ると1対のくの字型の細線があります。
セスジツユムシ(キリギリス科)
からだは緑色または褐色で、夜活動します。
エンマコウロギ(コオロギ科)
大型のコオロギで、コオロギの代表種です。コロコロコロリーと美しい声で鳴きます。
スズムシ(コオロギ科)
秋に鳴く虫で有名です。
ふ化して10日ほど経過したスズムシの集団
羽化したばかりのスズムシは翅が真っ白
カナタン(コオロギ科)オス
ヨモギやクズの草むらでルルルルルーーーーと鳴き、美しい声です。(写真はオス。)
カナタン(コオロギ科)メス
鳴いているオスの近くにメスをよく見かけます。(写真はメス。)
”モズのはやにえ”にされたクルマバッタモドキ
モズはバッタやガ、カエルなどの小動物を木の枝やとげにさす習性があります。このことを”モズのはやにえ”と言います。