本文
塩尻市に生息するホタル
ホタルは世界中に分布していますが、熱帯や亜熱帯地域に多く、その中には、発光する種類と発光しない種類がいます。世界で約2,000種、日本には約50種のホタルがいます。塩尻市には、夏の風物詩としてよく知られているゲンジボタル・ヘイケボタルのほかに、ヒメボタル・クロマドボタル・オバボタルなどが生息しています。
ゲンジボタル
幼虫は水質のよい流水に生活しています。成虫は大型で日本特産種です。
ヘイケボタル
幼虫は水田などの止水域に生活しています。成虫は7月の稲田に見られます。
ヒメボタル
よく発光しますが、メスは飛べません。高ボッチにわずかに生息しています。
オバボタル
昼間に活動します。発光器はなごり程度でほとんど発光しません。
クロマドボタル(オス)
体は黒色で前胸背に1対の透明な”窓”があり、これが名前の由来です。
クロマドボタル(メス)
オスとメスは形態にいちじるしい違いがあります。メスは翅が退化し、痕跡的に残っています。