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セイコーエプソン株式会社との包括連携協定について
セイコーエプソン株式会社と包括連携協定を締結しました。
長野県塩尻市(市長:百瀬敬)とセイコーエプソン株式会社(代表取締役社長:小川恭範、本社:長野県諏訪市、以下エプソン)は、塩尻市の「第六次塩尻市総合計画(しおじり未来投資戦略」が掲げる都市像「多彩な暮らし、叶えるまち。-田園都市しおじり-」の実現に向けて、包括連携協定を締結しました。
塩尻市とエプソンは、地域事業者と連携して多種多様な地域資源を組み合わせることで、塩尻を豊かに彩り、住民に多様な生活の選択肢を提供していきます。
協定の目的
将来世代と歩む未来を見据えて、「多彩な暮らし、叶えるまち。」を実現し、市民の幸福度向上に資すること。
具体的な取組み
1 一人ひとりの学びに寄り添う教育の実現
教育の在り方が多様化する中、ICT機器やクラウドサービスの利用を通じ、都市部や中山間地域など、どこで暮らしていても子ども一人ひとりに合った質の高い教育を提供します。国内のみならず世界を意識し、セイコーエプソン社員とのグローバルな交流などの体験を通して人材育成に貢献します。また、先生の業務負荷を軽減し、子どもと向き合う時間を増やすことで、先生の働き甲斐が向上することを目指します。
2 観光・交流人口とのつながり強化によるまちの賑わいの創出
本市では魅力的な地域資源が存在する一方で、その魅力を十分に発信できておらず、認知度も必ずしも高いとは言えません。木曽漆器やワインなど、塩尻ならではの地域資源にセイコーエプソン社の技術を組み合わせることで、塩尻の魅力を再発見・発信し、その認知度を高めることで、多くの人々が市内に集まる機会を創出します。塩尻での新しい体験を通じて、交流人口が市とつながり続けることで、まちに賑わいをもたらし、何度も訪れたくなるまちづくりを目指します。
3 地域のゼロカーボンや資源循環に向けた取組み
ゼロカーボンの実現に向けては、個人に加え、各企業が協力し合い自立的に環境配慮活動を行う必要があります。ゼロカーボンや資源循環に向けた社会課題を地域全体で解決していくため、地域事業者とともに持続可能なエコシステムの構築を目指します。地域事業者の強みとセイコーエプソン社の持つドライファイバーテクノロジーや省エネなどの技術やノウハウを活かして、地域全体のエネルギー使用量・廃棄物量の削減に取り組みます。
4 行政業務の効率化・市民サービスの質向上に向けた取組み
デジタル技術が進展する中、ICT技術を活用し、住民の利便性を高め、行政手続きをよりスムーズに行える環境整備を目指します。行政内部の業務効率化を進めることで、人的リソースを市民サービスの向上に充て、デジタルとアナログの良さを融合させた最適なサービス提供を目指します。「デジタルデバイド」を解消し、すべての市民が、公平に恩恵を受けられる環境づくりを目指します。
5 住み続けたいと思える魅力あるまちづくりに向けた取組み
セイコーエプソン社は世界に誇る革新的な技術力を誇り、その事実は地域の誇り、愛着形成につながるものです。さらなる活用が期待できる地域資源やセイコーエプソン社の多彩な技術・商品群の可能性を引き出し、それらを活用したい方々と協力して、地域活性化に向けた新たなサービスや交流の場を創出します。地域の魅力を高め、市民が「ここに住み続けたい」と思えるまちづくりを目指します。