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塩尻短歌館 常設展 展示替えのお知らせ(令和5年8月)

ページID:0034155 更新日:2023年8月8日更新 印刷ページ表示

土蔵二階の掛軸を入れ替えました(令和5年8月)

塩尻短歌館では、主に土蔵展示室で、太田水穂や島木赤彦ら「塩尻ゆかりの近代歌人」の遺筆を展示しています。

令和5年8月に今年度第3弾として、土蔵2階展示室の掛軸を入れ替えました。
塩尻短歌館で所蔵している数多くの掛軸をご覧いただけるようにするため、今後、数か月ごとに入れ替えて展示していく予定です。

近代歌人の貴重な筆跡を見に、ぜひご来館ください。

常設展令和5年8月 01 常設展令和5年8月 02 

常設展 土蔵二階ガラスケースの展示内容(令和5年8月より)

短歌「わが山や椎くれてゆくたそがれのしめりのなかのしら梅のはな 水穂」 太田水穂 昭和13(1938)年作 歌集『螺鈿』収録
「祝言興行 水穂作/
雲を出て一入月のひかり哉/
餅搗きをへて杵洗ふ臼/
とりあげてみれば誠に男なり/
囲炉裏に薪のはぜる元日/
日のあたる藪の中よりささ啼きて/
手水の桶の氷ゆるまる/
表六句を書して送る 水穂自句」
太田水穂 掲載不明
短歌「さき足りておのれしづるる藤浪のながきひさしき心わするな 水穂」 太田水穂 昭和08(1933)年作 歌集『鵜』収録
短歌「このやどの梅に来て啼くうぐひすのはつはつしかるけさの一声 水穂」 太田水穂 全歌集になし
短歌「高島のうらの朝風にときはなつ百八十ふねの光りながれたり 水穂」 太田水穂 昭和15(1940)年作 歌集『螺鈿』収録
短歌「鉢伏の山を大きく野にすゑて秋年々のつゆくさの花 光子 九十歳」 四賀光子 昭和23(1948)年作 歌集『双飛燕』収録
短歌「常念の峯にゐる雲しばしだに晴れよとまちて時たちにけり 喜志子」 若山喜志子 昭和28(1953)年作 歌集『眺望』収録
短歌「園の花つぎつぎに秋に咲きうつるこのごろの日の静けかりけり 牧水」 若山牧水 大正10(1921)年作 歌集『山桜の歌』収録
短歌「秋風のそら晴れぬれば千曲川しろき河原に出てあそぶかな 牧水」 若山牧水 明治43(1910)年作 歌集『路上』収録
短歌「光さへ身にしむ頃となりにけり時雨にぬれしわが庭の土 赤彦」 島木赤彦 大正10(1921)年作 歌集『太虗集』収録
短歌「山道にゆうべの雨の流したる松の落葉はかたよりにけり 赤彦」 島木赤彦 大正11(1922)年作 歌集『太虗集』収録
短歌「親すずめしきりになきて自が子ろをはぐくむ聞けばなげくに似たり 赤彦」 島木赤彦 大正11(1922)年作 歌集『太虗集』収録
短歌「どうだんの枝移りして飛ぶ雀枯葉音を立つうつるがままに 初冬 家居 空穂」 窪田空穂 昭和04(1929)年作 歌集『さざれ水』収録
短歌「わが立てる大竹ばやし葉ごもりに鳴るは空よりふり来る雨か 嵯峨野にて 空穂」 窪田空穂 大正10(1921)年作 歌集『青水沫』収録
短歌「みちのくのそとなる蝦夷のそとを漕ぐ舟より遠くものをこそおもへ 佐久間象山 空穂書」 佐久間象山 『愛国百人一首』収録
自筆書簡「光男君病漸くあつく自ら終焉の近きを知るや・・・ 伊藤左千夫撰幷書 伊藤左千夫 大正02(1913)年書
短歌「上代よりいへる荒魂和魂のふたつ合し居ば事なるべしや 麓」 岡麓 掲載不明
短歌「庭にいでてもぐらの穴に水をつぐこの気散じのわれを笑はす 瀏」 斎藤瀏 昭和14(1939)年作 歌集『四天雲晴』収録
短歌「ふたたび来てやまのみどりにむかひ居りこの木かのきにみおぼえのある 迢空」 釈迢空 掲載不明

 

令和5年7月までの展示掛軸一覧 [PDFファイル/424KB]

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