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農業生産に由来する使用済みプラスチックの適正な処理について

ページID:0009051 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

 近年、プラスチックごみによる海洋汚染が国際的な課題として注目されるなか、農業生産においても、農業用ハウスやトンネルの被覆資材、マルチ、畜産のサイレージラップのほか、肥料成分を合成樹脂等の膜でコーティングした被覆資材など、生産資材としてプラスチックを使用していることから、プラスチック問題に対しても適切に対応することが必要です。
農家の皆さんには、以下を参考に、使用済みプラスチックの適切な処理について徹底をお願いします。

プラスチックと賢く付き合うための農業生産現場での取り組み(農林水産省) [PDFファイル/1.19MB]

農業由来廃プラスチックの適正処理

農業用として使用を終えた農ビ(塩化ビニール)や農PO(ポリオレフィン)・農ポリ(ポリエチレン)は、産業廃棄物です。
法律では、「事業者(農家)は、その事業活動(生産活動)に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。」とされています。

処理

たとえ自分の土地であっても、埋め立てや不法投棄(野焼き)は法律で禁止されています。
市では産業廃棄物の処理ができません。
産業廃棄物の処理に関しては、購入先か、農協又は産業廃棄物処理業者にご相談ください。

分別と異物の除去

  • リサイクルしやすくなるよう、農ビ、農ポリなどの種類別に正しく分別しましょう。
  • 金属作物残渣、泥などの異物を取り除いてから定められた方法で梱包しましょう。

廃プラスチックのチラシ
拡大して開く [PDFファイル/479KB]

農業由来廃プラスチックの排出抑制

農業用フィルムでは、無駄な使用を減らすとともに、排出抑制に資する資材の利用や、可能なものは再利用するなどにより、農業由来廃プラスチックの排出抑制に努めましょう。

◎中長期拡張フィルム等による長期利用
◎生分解性マルチの利用
◎まだ使えるフィルム等の再利用

被覆資料の被膜殻の流出防止

水田では肥料成分が溶出した後の被膜殻が水面に浮上し、河川や海洋等に流出する可能性があります。
被膜肥料を利用している場合は、浅水代かきを行うほか、代かきや田植え前の強制落水は避けるなどの水管理を行うことにより、被膜殻をほ場外に流出させないように注意しましょう。

◎流出させない水管理
◎他の機能性肥料の活用

関連情報

農林水産省<外部リンク>

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