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「モノ」から「コト」へ
これまでの公共施設は、「モノ(建物)」自体の維持が大切にされてきました。しかし、これからは建物だけでなく、そこにみんなが集まり、学び、交流できる「コト」の部分がさらに大切になってきます。
例えば、古くなった施設を地域の交流の場所に変えたり、様々な活動ができる場所に変えたり、みんながもっと気軽に利用できる、そんな「コト」が実現できる場所を目指していきます。
例えば、古くなった施設を地域の交流の場所に変えたり、様々な活動ができる場所に変えたり、みんながもっと気軽に利用できる、そんな「コト」が実現できる場所を目指していきます。
なぜ今「モノ」から「コト」へなのか?
時代は変わり、私たちは今、大きな転換点に立っています。
なぜ今、物理的な「モノ(建物)」の維持から、そこでの体験や繋がりなどの「コト」へと視点を移さなければならないのか。
それには、避けて通れない現実があります。
なぜ今、物理的な「モノ(建物)」の維持から、そこでの体験や繋がりなどの「コト」へと視点を移さなければならないのか。
それには、避けて通れない現実があります。
人口減少と超高齢社会の到来
人口推計を見ると、かつて60%以上を占めていた現役世代(生産年齢人口)は減少を続け、2050年には48.5%と半分を切る見込みです。一方で、高齢者人口の割合は40%を超え、少子化も進みます。
人口が減り、社会の形が変わる中で、今求められているのは「立派なハコモノ」ではありません。
- 子どもたちが健やかに育ち、安心して子育てができる「環境」
- 孤立を防ぐための「交流」
- 何歳になっても学び直せる「機会」
- 地域のみんなで支え合う「助け合い」
…など
こうした、形のない「コト」が、このまちの暮らしを支える、かけがえのない存在となります。

維持するだけで精一杯の未来
この先30年間の公共施設整備には、毎年平均で20.7億円もの費用が必要になると試算されています。しかし、実際に整備費用として利用できる予算は16.8億円。毎年、約3.9億円もの予算不足が生じてしまう計算です。
そのため、すべての「モノ(建物)」を今のまま維持し続けることは難しくなっています。限られた予算を「ただ建物を直すため」だけに使うのではなく、「いかに価値のあるコトを生み出すか」という視点で賢く使う必要があります。

「モノ」から「コト」へ、施設も進化します
これからの公共施設は、単なる「モノ(建物)」ではなく、地域のみんなが支え合い、成長していくことができる場所へと進化していきます。
古くなった施設をただ壊したり放置したりするのではなく
- 人が集まり、新しいアイデアが生まれるスペースに変える
- 複数の機能を一つにまとめ、誰もが気軽に立ち寄れる拠点にする
- 市民のみなさんが主役となって、新しい活動をスタートさせる場所を提供する
…など
大切なのは、建物がいくつあるかではなく、その中でどれだけ多くの「コト」が生まれていくかです。
塩尻市では、こうした「コト」を最大化させるために、「モノ(建物)」のあり方を見直していきます。







