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新しい学校給食の食物アレルギー対応について

ページID:0002765 更新日:2022年10月1日更新 印刷ページ表示

 塩尻市では学校給食のアレルギー対応を国・県の指針に基づき、新たに「学校給食における食物アレルギー対応指針」を定め、平成29年度より実施していきます。

その内容は給食の提供にあたっては安全を最優先とし、医師の診断に基づいて対応を決定していくものです。それにより、今までは除去や代替え食で給食の対応をしていた場合でも、安全のため給食を提供しないケースも出てきます。国や県の指針に基づく対応の基本的な方針と、学校給食では対応できない基準となる原因食物等を掲載しますので、今後行う検査(アレルギー食物の経口負荷試験等)などの参考にしていただければと思います。

新しい学校給食の食物アレルギー対応についての画像1

 食物アレルギーは小児から成人まで認められますが、その大部分は乳児期に発症します。そして年齢とともに耐性化し小児期に年齢ともに寛解していくケースが殆どです。ピーナッツ、ソバ、甲殻類、魚類などの耐性化はあまり高く有りませんが、主な原因食物である鶏卵、牛乳、小麦、大豆などは年齢を経るごとに耐性化(食べられるようになる)し、乳幼児早期に発症する食物アレルギーの子どものおよそ9割は就学前に耐性化することが知られています(※(財)日本学校保健会「学校のアレルギー疾患に対する取組みガイドライン」より)。1~2年症状が出ていない場合には食べられる可能性も十分に考えられるので、改めて主治医にご相談ください。しかし、一般的には血液検査の結果だけでは食物アレルギーを正しく診断できないため、経口食物負荷試験での正しい診断をお勧めします。

新しい学校給食の食物アレルギー対応についての画像2

小さな頃に食物アレルギーの症状が出て以来、検査などをしていない場合、本来食べられる食物(料理)を食べずにいるため、豊かな食生活や大切な成長期に必要な栄養素を十分に摂れていない可能性もあります。
一般的な食物アレルギーの場合、除去しなければならない品目数は数種類にとどまります。除去する食物が他品目にわたる場合や、ごく微量な摂取量でも反応してしまう(調味料に残っている程度でも)場合は重篤なアレルギー症状であり、給食の提供には大きなリスクが発生するため、お弁当持参をお願いすることがあります。
ここ数年正確な検査をされていない場合には、給食や他の食べ物も他の子と同じように食べられるように、お子さんの将来の豊かな食生活のためにも、経口食物負荷試験による検査をお願いします(経口食物負荷試験は年2回まで福祉医療の対象になります)。

参照サイト

食物アレルギーの研究はかなり解明されてきています。次に示す公的なサイトにて、正確で新しい情報から知識を得ていただくと共に、主治医の先生にもお子さんのアレルギー症状や将来の食生活等についてもご相談いただければと思います。

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