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伝染性紅斑(リンゴ病)の感染がひろがっています

ページID:0053858 更新日:2025年6月3日更新 印刷ページ表示
長野県内で伝染性紅斑(リンゴ病)の発生件数が増加しています。

伝染性紅斑(リンゴ病)とは

  • 両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる小児に多い感染症
  • ヒトパルボウイルスB19による感染症です
  • 感染経路は、感染した人の咳のしぶきを吸い込むことによる飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる接触感染といわれています。
  • いずれの年齢でも罹患する可能性がありますが、小児が中心となっています。

主な症状

  • 約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。 続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がります、これらの発しんは1週間程度で消失します。
  • 中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。
  • 多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。

伝染性紅斑

妊娠中又は妊娠の可能性がある方、特に注意が必要です

  • これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
  • 熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
  • また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。

治療方法

  • 伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。

予防と対策

  • 伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。前述したとおり、飛沫感染や接触感染による感染症のため、手洗いやマスクの着用など、基本的な感染対策を心がけましょう。
  • 紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。

 

 

【関連サイト】

伝染性紅斑 |厚生労働省<外部リンク>