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高齢者用肺炎球菌ワクチンの接種について
肺炎球菌による感染症
肺炎球菌による肺炎は、成人肺炎の25%から40%を占め、特に高齢者での重篤化が問題になっております。肺炎球菌は肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、髄膜炎などを起こす細菌の一つです。
肺炎により亡くなる方の95%以上は、65歳以上の方と言われています。
肺炎球菌ワクチン予防接種とは
高齢者の肺炎の中で、最も頻度の高い「肺炎球菌」という細菌感染を予防するワクチンです。肺炎球菌には、80種類以上の型がありますが、肺炎球菌ワクチン接種により、そのうち23種類に対して免疫をつけることができます。接種により、肺炎球菌による肺炎の8割に効果があるといわれています。ただし、肺炎球菌ワクチンは、肺炎のすべてを予防するワクチンではありませんが、接種することによって、重症化防止などの効果が期待されます。
対象者
満65歳の方
(65歳の誕生日当日から66歳の誕生日前日まで)
ご注意ください
・対象年齢の方であっても高齢者用肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌ワクチン)を接種されたことのある方は定期接種対象外となります。また、ご自身が過去に接種を受けたか不明な方は、主治医に確認をお願いします。5年以内に再接種をすることで、初回接種よりも副反応(注射部位の疼痛・赤斑・硬結等)が強く出ると報告されていますので、過去の接種について確認して接種を受けて下さい。
・万が一、予診票を紛失された場合は健康づくり課窓口にて再発行の手続きをお願いいたします。
自己負担額
2000円
接種回数
1回接種
新型コロナワクチン予防接種との接種間隔は、お互いに2週間空ける必要があります。
接種方法
65歳の誕生日月の月末に予診票を郵送いたします。
※予診票が届いても、過去に高齢者用肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌ワクチン)を接種されたことのある方は、定期接種対象外となります。
- 事前に実施医療機関に予約をしてください。
- 市より郵送された予診票を記入し、接種当日実施医療機関へお持ちください。
- 接種後、医療機関より渡される予診票の3枚目「接種済証」は大切に保管してください。