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アメリカシロヒトリ(アメシロ)の駆除について
アメリカシロヒトリとは
アメリカシロヒトリ(通称アメシロ)とは白い小型の蛾で、6月から7月までと、8月から9月までの年2回発生します。
クルミ、カキ、サクラ、ウメ、ハナミズキなどの落葉樹に卵が産みつけられ、幼虫は集団で枝先に白い糸でテント状の巣をつくり、ふ化後10日から12日は巣の中でかたまって生活をしていますが、その後分散して庭木、花木、果樹、街路樹等各種樹木の葉を食い荒らします。
駆除のしかた
枝葉を切りとり焼くか踏みつぶす
庭木をチェックしましょう。枝先に白い網状の巣がついた木はありませんか(写真参照)。巣の中の幼虫は葉の葉脈だけ残して食害するので葉が透けて見えます。巣のついた枝葉を切り取りとって焼くか踏みつぶしてください。(この段階での駆除が一番効果的です)
サクラの枝に発生したアメリカシロヒトリの幼虫
クルミの枝に発生したアメリカシロヒトリの幼虫
薬剤を散布する
発見が遅れて、巣から分散してしまった場合は薬剤を散布してください。
使用薬剤
植物の種類により異なりますので、詳細は農協など農薬販売店に相談しましょう。
薬剤噴霧器
必要な場合は市で貸し出しますので、市役所地域づくり課にご相談ください。(薬剤及び燃料については、区や個人で用意してください。)電話0263-52-0280(内線1151)
個人での対応が困難な場合
個人での対応が困難な場合は、害虫駆除業者または造園業者等へ依頼をすれば消毒、枝払い等をしてくれます。(有料となります。)
公共施設で発見した場合
市の施設(街路樹、公園等)の樹木等
- 街路樹:市役所建設課維持係にご相談ください。電話 0263-52-0280(内線1256)
- 公園の樹木等:市役所都市計画課整備係にご相談ください。電話 0263-52-0280(内線1246)
区所有の施設(公民館、公園等)の樹木等
区で駆除をお願いします。広範囲に発生した場合には、必要に応じて一斉防除日を設定するなど効果的な方法をとってください。
駆除後の枝葉の処理
住岡産業への持ち込み
消毒または焼却で幼虫が完全に死滅し、小枝が燃えた後の太い枝(細かく切る必要はありません)を無料で受け入れます。事前に生活環境課廃棄物対策係へ電話で連絡をして持ち込んでください。(個人所有の土地の樹木の持込みは有料です。)
連絡先:(有)住岡産業(電話0263-54-6010)、市役所生活環境課廃棄物対策係(電話0263-52-0679)
受入日時:日曜日または祝日を除く毎日
(午前8時30分から12時、午後1時から4時30分)
クリーンセンターへの持ち込み
消毒または焼却で幼虫が完全に死滅した小枝(直径5センチ以内の枝が対象となります。長さ50センチ以内に切り、袋に入れてください)を10キロ150円で受け入れます。事前に電話で連絡をして持ち込んでください。
連絡先:クリーンセンター(電話0263-56-2221)
受入日時:日曜日、祝日または土曜日の午後及び12月31日から1月3日までを除く毎日
(午前8時30分から11時45分、午後1時から4時30分、土曜日は午前8時30分から正午)
みんなで緑を守りましょう
アメリカシロヒトリの発生する時期は毎年大体決まっています。発生時期になりましたら敷地内の樹木を観察しましょう。初期の白い網状の巣の段階で発見すると一番効率的に駆除をすることができます。
害虫の駆除は樹木の所有者の責任です。発見が遅れると近隣の方への迷惑にもなります。ご近所同士で声をかけあい、早期発見、早期駆除に努め、みんなでまちの緑を守りましょう。