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オフィス製紙機PaperLab(ペーパーラボ)のご紹介
「水を使わずに使用済みの紙を庁内で再生できる」PaperLab(ペーパーラボ)
塩尻市では平成29年からペーパーラボを導入し、市役所の各職場の使用済み古紙から様々な種類の紙を作成し、色々な用途に使用しています。
PaperLab(ペーパーラボ)とは?
『PaperLabA-8000』は、世界で初めて、使用済みの紙を原料として、文書情報を完全に抹消した上で、新たな紙を生産できる乾式のオフィス製紙機です。一般的な製紙方法で必要とされている大量の水を使わないため給排水工事は不要で、オフィスのバックヤードなどに設置することができます。企業や自治体では、紙厚の異なるオフィス用紙や名刺用紙など、さまざまな紙の生産・アップサイクルが可能になります。
『PaperLabA-8000』は、新開発技術「ドライファイバーテクノロジー」の3つの技術「繊維化」「結合」「成形」により、使用済みの紙から新たな紙を生みだします。
本庁舎1F市民ロビー
「ドライファイバーテクノロジー」とは?
「繊維化」
独自に開発した機構による機械的衝撃で、水を使わずに使用済みの紙を細長い繊維に変え、文書情報を一瞬で完全に抹消します。
「結合」
繊維化された使用済みの紙は、結合素材『ペーパープラス』を使用することで繊維を結合します。さまざまな『ペーパープラス』により、白色度の向上や色付けを行うことができます。
「成形」
結合した繊維を加圧して新たな紙にします。加圧時に密度や厚み、形状をコントロールすることで、A4やA3サイズの紙、名刺などに使用できる厚紙などを生産できます。
ドライファイバーテクノロジー
PaperLab(ペーパーラボ)導入の効果と使用例
塩尻市ではこのPaperLabを次のような効果を期待し、導入を決定しました。
- 水を使わずに紙を庁内で再生できるため、環境保護に優れていること
- 機密文書を庁外に持ち出すことなく処理できるため機密保護が保たれること
- 古紙の回収分別を障がい者団体に委託することにより、障がい者の働く機会の拡大につながること
- 子どもたちが、最先端の科学技術に触れることで、大きな驚きを持ち、その驚きが理科系への関心、興味へと繋がっていくこと
以下はPaperLabで作成した紙の使用例の一部と、社会見学や古紙回収分別作業等の様子です。
各種申請書
イベント等の開催チラシ
作成した名刺
小学生の社会見学
古紙回収分別作業
PaperLab(ペーパーラボ)の見学について
塩尻市では、この最先端技術を使ったPaperLabを多くの市民の方に見学していただきたいと考えております。
特に、小学生の見学会等では、大きな驚きと、高い関心を寄せていましたので、理科系への関心へと繋がるためにも多くの子どもたちに見学していただきたいと考えております。
PaperLabは、市役所1F市民ホールに設置されており、自由に見学していただいて構いません。
事前にご連絡をいただければ、機械について簡単にご説明をさせていただきますので、説明等ご希望の方は見学申し込みをお願いします。
- 見学希望日時
(※開庁時間中のみ。都合により対応できない場合もございますのでご了承ください。) - 団体名等と代表者氏名・連絡先
- 見学人数