ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 市民地域部 > 生活環境課 > ダンボールで生ごみの堆肥化!

本文

ダンボールで生ごみの堆肥化!

ページID:0003081 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

塩尻市では家庭から出るもえるごみのおよそ4割を占めている「生ごみ」の減量化を図るため、生ごみの自家処理を推進しております。家庭でできる生ごみ減量法としてダンボール箱を使った生ごみの堆肥化をご紹介します。

ダンボールコンポスターとは

腐葉土や米ぬか等を入れたダンボールを使い、微生物の働きによって生ごみを分解し、たい肥(肥料)を作るというものです。
ダンボールを容器として使うことによって、好気性微生物に酸素を供給して生ごみを分解させる効果があります。

ダンボールコンポスターイラスト
ダンボールコンポスター

ダンボールコンポスターの作り方

平成26年度に実施したダンボールコンポスターモニターの方の結果をもとに、
「ダンボールコンポスターの作り方」のパンフレットを作成しました。
パンフレットをご希望の方は、市役所1階生活環境課までお問い合わせください。

用意するもの

  • 厚めのダンボール箱…1箱 ・新聞紙…2日分
  • 下敷き用のすのこ板等 ・腐葉土…5kg ・米ぬか…3kg
  • 園芸用シャベル(かき混ぜるためのもの) ・温度計
  • 布(ダンボールのフタにします。) ・ストッキングまたは紐

ダンボール容器を作る

作り方
補強したダンボール箱

ダンボール箱のふたを立てて、四つ角を内外ともにガムテープで補強する。
底が抜けないように底になる面のすみも内外ともにガムテープで補強する。
薄いダンボールは二箱重ねるとよい。
新聞紙1日分を底は厚めに敷く。
保温のために壁に新聞紙を沿わして固定する。

床(とこ)を作る

腐葉土と米ぬかを5対3の割合で箱に入れて良く混ぜる。
腐葉土と米ぬかを交互に入れると混ぜやすい。
(ピートモスともみ殻くん炭で床(とこ)を作っても良いです。
ピートモスともみ殻くん炭は一般に市販されています。)

生ごみを入れる

ダンボールコンポスト
生ごみ投入後

床(とこ)に穴を開け、水切りした生ごみと米ぬか2~3つかみ分を箱の中で攪拌する。
1日1回は空気を入れながら箱の中で混ぜる。
一度に入れる量は500g程度。(夏場は1kgくらい入れても大丈夫!)
水分不足では熱が出ないので米のとぎ汁、水などで水分を加える。
卵の殻、貝殻、カニの殻、野菜の芯等の固いものは細かく砕くなどして入れる。(分解がすすまない時は入れない。)
余分な水分を吸わせるために床(とこ)の上から新聞紙をのせるように被せる。

※発酵してくると温度が50~60度になり、水分が蒸発します。
温度計を入れて微生物の働きを確認してみましょう。

設置する場所

置き方
虫が入らないようしっかり布を被せる

雨の当たらない、風通しと、日当たりの良い軒下やベランダに設置する。
冬場は凍らないよう、室内に入れる。
虫が入るのを防ぐため、上から新聞紙、布をかけストッキング等で止める。
箱の下はすのこ板や発砲スチロールの台に乗せ、通気を良くする。

寒い日は不要になった毛布やトレーナー、セーター等の襟もとを縛り、ダンボールに被せ保温するとよい。

箱がいっぱいになったら

新しいダンボール容器を用意して、現在のダンボール容器の中身を半分移動して次の床(とこ)として使う。
容器に残った床(とこ)は、ふたをし、時々水を入れながら熟成させる。
熱が出なくなり、野菜くず等がなくなったら堆肥の完成。
適正に管理し、時間と手間をかけた床(とこ)ほど菌が増え発酵が進みます。
途中であきらめず続けてみましょう。

完成した堆肥は…
畑にまいて肥料にする。
作物の根元におく。
また、苗床やプランターなどにご利用ください。

こんなときどうするの?

入れた物が分解しない。

分解しない場合は細かくし、再度投入してください。
分解されないものは、取り除いてもえるごみとして出すことも検討してください。

分解しにくいもの

 卵、カニ、貝等の殻
 バナナ・栗・ブドウ・玉ねぎ等の皮
 とうもろこしなどの野菜の芯
 大根・にんじん・柿等のへた、
 サツマイモ・レンコン・ジャガイモ等の根菜類、果物等の種など

熱が出ない。

微生物の好物は糖質です。米ぬかや砂糖水、米のとぎ汁を入れてかき混ぜましょう。
冬場は直接70~80度のお湯をかけると温度が上がります。
ダンボールの上からセーターやトレーナー、毛布などをかぶせると保温になります。
野菜ばかり入れていると、カロリーが足りず微生物がうまく働かないこともあります。廃油や、余ったお米などを入れるとよいです。
また、温度が上がりにくくなる冬場は、ダンボールコンポスターを休止し、生ごみは水切りをしてもえるごみに出すなど、がんばりすぎず、気にしすぎないことが続ける秘訣です。

床(とこ)が乾いている。

水分不足のでは温度が上がりません。米のとぎ汁や水、廃油等を加えます。
ちょうど良い水気は、手で床(とこ)握って、開いたときに形が少し残るくらいです。

虫がわいた。

ウジがわいた場合は2、3日生ごみをいれず、米ぬかだけ入れて混ぜましょう。
生ごみは長時間放置すると卵を産みつけられることがあります。
布等でしっかり蓋をし、虫を中に入れないようにしましょう。
また、生ごみが床(とこ)の表面に出さず、ふたをする前に上から腐葉土(ピートモス)をしっかりかけるとコバエの発生が抑えられます。

臭いが気になる。

米ぬかを使用すると発酵臭がします。もみ殻くん炭や茶ガラを入れると和らぎます。
また、ピートモスともみ殻くん炭を使ったダンボールコンポスターは米ぬかと腐葉土を使ったダンボールコンポスターは米ぬかと腐葉土を使った場合に比べ発酵臭が発生しにくいようです。ぜひ、試してみてください。

生ごみ処理の方法はこの他にもたくさんあります。
是非一度挑戦していただき、各家庭にあわせて工夫してみてください。
また、ご家庭での取組み内容について、ダンボールコンポスターに取り組んでみてのご意見を募集しております。ぜひ、ご意見をお寄せください。

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)