本文
移住者インタビュー(ベトナム→大門)
ハーマインサン さん
塩尻市に移住したきっかけを教えてください
介護の仕事に就くためにベトナムから来ました。
塩尻市を選んだ決め手は、私の故郷であるベトナムのナムディンという都市に似ていて、田舎でも都会でもないところと聞いていたからです。
実際に来てみると、違和感もなく、すぐになじめることができました。
日本で働くことを選んだ理由は?
もともと日本という国に興味があり、仕事を通じて日本語を勉強できるし、日本の文化や歴史も学べると思ったからです。
なぜ介護の仕事を選んだのでしょうか?
ベトナムでは、基本的に家族の面倒は家族でみるため、そもそも介護という分野はありません。
でも、将来的にはベトナムでも必要になるだろうと思っていて、介護の勉強をするために日本で働く選択をしました。
ベトナムでは看護の大学で学び、人と関わる仕事がしたいという思いもありました。
塩尻市での暮らしはいかかですか?
田舎過ぎず、都会過ぎず、過ごしやすいですね。
山に囲まれ、田んぼがある風景も落ち着きますし、電車一本で東京にも名古屋にも行けます。
スーパーや商業施設なども身近にあり、便利だと感じています。
【画像】 ハーマインサンさんが働く介護施設から見える塩尻駅周辺の景色
塩尻市の気候はいかかですか?
冬は寒いですが、夏は猛暑日が多くないので過ごしやすいと感じています。
あと、一年中空気がキレイな印象です。
休日の過ごし方を教えてください
家でゆっくり過ごすのも好きですが、キャンプが好きで長野県内を巡っています。
市内の高ボッチ高原にも、毎年1回はキャンプに行きます。
あとは、松本市にあるベトナムの食材を扱うお店に買い物に行ったりもしますね。
【画像】高ボッチ高原キャンプエリア
市内でお気に入りの場所はありますか?
高ボッチ高原です。
展望広場から見た諏訪周辺の夜景や雲海の景色がキレイで感動しました。
朝日にうっすら浮かぶ富士山が見えるのも絶景です。
【画像】高ボッチ高原からの諏訪周辺の夜景&富士山
【画像】高ボッチ高原から見える朝日に浮かぶ富士山
塩尻の食で好きなものはありますか?
全国的にも有名な、塩尻発祥の「山賊焼」が好きです。
【山賊焼】 鶏のもも肉をニンニクを効かせた醤油だれに漬け込んで1枚まるごと豪快に揚げたもの
あとは、新鮮な野菜と果物。澄んだ水と空気の中で育った旬の農産物は本当に美味しいですね!
無農薬のものは健康にもいいですし、よく直売所に買いに行きます。
果物では、ベトナムにはブドウがあまりないこともあって、塩尻に来て特産のブドウ「ナイアガラ」が大好物になりました。
【ナイアガラ】 塩尻市で明治時代から受け継がれ、地域に愛されてきた白ぶどう
糖度が高くて甘みが強く、果汁が豊富で特有の芳香が特徴
塩尻でチャレンジしたいことはありますか?
外国人も住みやすい多文化共生に貢献できれば、と思っています。
現在は、塩尻市中央公民館の講座「世界の料理教室」の講師をしたり、ボランティアの集いに外国人ブースを出したりしていますが、そういった活動を通して人の日本人と外国人をつなぐ懸け橋になれればと思っています。
【画像】 塩尻市中央公民館「世界の料理教室」の様子とベトナム料理「ブンチャー」