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広報しおじり平成30年12月号テキスト版4ページ
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全国学力・学習状況調査 調査の概要と結果報告 「写真」
平成30年4月17日に行われた「全国学力・学習状況調査」について、市教育委員会では、調査の趣旨を踏まえ結果を分析し、考察を行いました。その概要をお伝えします。
問い合わせ 教育総務課学校支援係 直通電話0263-52-0830
調査の目的
全国学力・学習状況調査は、平成19年度から小学6年生と中学3年生を対象に実施されています。現在の児童・生徒の学力と学習状況を全国的に把握・分析するとともに、教育施策の成果と課題を検証してその改善を図り、学校での教育指導の充実および学習状況の改善などに役立てることを目的としています。
調査項目
- 教科に関する調査
- 「知識」に関する問題(国語A、算数A、数学A)
- 「活用」に関する問題(国語B、算数B、数学B)
- 「知識」と「活用」を一体的に出題(理科)
- 生活習慣や学習環境に関する調査
すべての教科で全国および県の平均を上回る正答率
本市の小・中学生の平均正答率は、すべての教科で全国および県を上回る結果でした。特に、小学生の国語A・Bは、平均を大きく上回りました。
日々さまざまな取り組みを実践
各学校では、これまでの全国学力・学習状況調査の分析結果を生かした教科指導を進めています。今後も、さまざまな支援を行い、子どもたちの教育の充実を図っていきます。
主な取り組みの例
- プロジェクターなどのIct機器を活用した授業の日常化を目指し、各教室における機器の常設化を推進
- コミュニティ・スクールを生かした長期休業中の学習支援や、総合的な学習の時間における地域活動の推進
今後の課題
31年度の中学校の調査では、「話すこと」を含めた英語が実施されます。これは、次期学習指導要領で求められる思考力・判断力・表現力を養うために、「自分自身の言葉で発信する」英語力を身に付けていくことが重視され、学校でも授業改善や指導力向上のための取り組みが必要となります。
生活習慣や学習環境に関する調査の結果(一部抜粋)
※全国学力・学習状況調査の詳細な情報は、市ホームページ(URL http://www.city.shiojiri.lg.jp/kosodate/gakko/zenkokugakuryoku.html)でも公表していますのでご覧ください。
「QRコード」
本市の小・中学生は、全国や県と比べ、おおむね良好で規則正しい生活をしています。読書時間の割合についても継続して高く、各学校での一斉読書や、市立図書館・地域との連携した読書の取り組みによって、読書習慣の定着が図られています。
週末の過ごし方については、小・中学生ともにテレビやゲーム、または学習など、家で過ごすことが多いことが分かります。一方、家族と過ごす時間の割合が高いものの、「友達と遊ぶこと」が、全国と比べて少ない傾向にあります。家から出ていろいろな活動に参加するなど、多様な経験を通して心身の成長を育むことが大切です。
図1 週末に何をして過ごすことが多いですか(小学6年生)「棒グラフ」
家で勉強や読書
塩尻市61.3%
全国58.1%
学習塾などで勉強
塩尻市7.2%
全国16.1%
習い事(スポーツ以外)
塩尻市17.3%
全国25.7%
スポーツ(習い事を含む)
塩尻市40.8%
全国43.4%
地域の活動に参加
塩尻市12.1%
全国9.0%
家でテレビ鑑賞やゲーム、インターネット
塩尻市82.6%
全国82.4%
家族と過ごしている
塩尻市84.5%
全国80.7%
友達と遊んでいる
塩尻市48.8%
全国63.6%
図2 週末に何をして過ごすことが多いですか(中学3年生)「棒グラフ」
家で勉強や読書
塩尻市58.7%
全国69.4%
学習塾などで勉強
塩尻市17.6%
全国23.4%
習い事(スポーツ以外)
塩尻市7.6%
全国10.1%
スポーツ(習い事を含む)
塩尻市27.1%
全国21.0%
地域の活動に参加
塩尻市4.2%
全国4.0%
家でテレビ鑑賞やゲーム、インターネット
塩尻市85.1%
全国80.1%
家族と過ごしている
塩尻市64.9%
全国61.3%
友達と遊んでいる
塩尻市37.1%
全国56.0%