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広報しおじり平成30年9月号テキスト版6ページから7ページ

ページID:0001773 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2018年9月号テキスト版6ページから7ページがご覧になれます。

広島平和教育研修の報告 平和への思いを伝える

 8月5日・6日に、市内中学生による広島平和教育研修を行いました。研修の様子と、参加した中学生の平和への思いをお伝えします。
問い合わせ 庶務課行政係 電話0263-52-0280 内線1312

市内中学生12人が広島で平和学習

 本市では、平和で明るく住みよい郷土の発展を願い、昭和60年に「平和都市推進の宣言」をしました。その一環として、平成6年度から毎年「広島平和教育研修」を実施しています。この研修は、市内中学校6校から2人ずつ、計12人の生徒が広島を訪れ、原爆被害の悲惨さや平和の尊さについて学び、毎年8月6日に開催される平和記念式典に参列するものです。これまでに278人の生徒が広島を訪れ、平和のために自分たちは何ができるか、後世にどのように伝えていくべきかを一人ひとりが考えてきました。

心に刻んだ平和への思いを伝えた「平和祈念のつどい」

 戦後70年以上が経過し、日本では、戦争を知らない世代が大多数を占めるようになりました。広島に赴き、被爆者の講演や資料館の見学などを通じて、平和の尊さや戦争、核兵器の恐ろしさを感じた生徒たち。8月12日の「平和祈念のつどい」では、広島で感じた平和への思いと決意を来場者に力強く語りました。
 また、楢川村の満蒙開拓団に参加した土川克広(よしひろ)さんによる講演も行いました。自らの体験や開拓団での生活、終戦後の引き揚げの中での苦難を語っていただきました。

広島平和教育研修の内容

  • 8月5日
    • 中・高生ピースクラブの皆さんによる原爆被害説明と原爆被爆者による被爆体験講話
    • 広島平和記念資料館の見学
    • 平和記念公園の見学
    • 原爆の子の像に折り鶴をささげる
  • 8月6日
    • 原爆死没者慰霊碑への献花
    • 平和記念式典に参列

1「写真」時代を超えて、凄惨(せいさん)な記憶を伝え続ける原爆ドーム。
2、3「写真」全国から中学生や高校生が集まり、平和について考えるワークショップを行いました。
4「写真」広島平和記念資料館を見学。原爆の恐ろしさを伝える被爆資料や遺品などの数々に、心が痛みます。
5「写真」子どもたちの霊を慰め、世界に平和を呼び掛けるために建立された「原爆の子の像」に、折り鶴をささげました。
6「写真」原爆死没者慰霊碑に献花を行い、犠牲者の冥福を祈りました。
7「写真」平和記念公園にある「平和の鐘」。核兵器廃絶と恒久平和を願い打ち鳴らしました。
8、9、10、11「写真」「平和祈念のつどい」では、参加した中学生の研修報告のほか、土川克広さんによる戦争体験の講演が行われました。

研修に参加した中学生が語る平和への思いと決意

 広島平和教育研修に参加した12人の中学生の皆さんが研修を通して感じた思いと決意を紹介します。

丘中学校

前山 想太(そうた)さん「写真」

 平和な未来を作るためには、「我慢する心」「受け入れる心」を持つとともに、話し合うことが大切だと思いました。お互いが納得するまで話し合い、一つのものに向かって協力することが大事ではないでしょうか。このことを周りの人に伝え、平和に近づけたいです。

酒井 明莉(あかり)さん「写真」

 戦争や原爆のことは、私たちが伝えていかなければならないと感じました。世界で唯一の被爆国の日本が、戦争や原爆のことを伝えていかなければ、同じ悲しみを繰り返してしまうかもしれません。私たちには、それを語り継ぐ責任があると思います。

塩尻中学校

関澤 里美(さとみ)さん「写真」

 グループごとの議論を通して、戦争への理解を深め、話し合うことが戦争の無い平和な未来への第一歩につながると感じました。戦争の恐ろしさを決して忘れず、身近にある平和に感謝し、互いに認め尊重し合える社会になることを強く願っています。

風間 優佑(ゆうすけ)さん「写真」

 73年前に広島で起きた出来事を通して、平和な世界を作るためには、一人ひとりが互いを認め、尊重し合うことが大切だと思いました。また、当たり前の生活が出来るのは幸せであり、平和であることを学びました。このことを家族や友人に伝えていきたいです。

塩尻西部中学校

島津 拓未(たくみ)さん「写真」

 広島平和記念資料館で、原爆の恐ろしさを改めて実感しました。これほどまでに人を傷つけるものが今も世界に数多く存在します。原爆経験者が少なくなってきている今、戦争を繰り返さないように、研修で学んだことを多くの人に伝えていきたいです。

里見 優(ゆう)さん「写真」

 平和記念式典で、多くの人たちが平和を願っているのだと改めて実感しました。式典で広島の小学生が「一人ひとりは無力ではなく変化を起こすことができる」と語っていたように、被爆国の一人として、戦争と平和について考え、行動していく責任を感じました。

広陵中学校

石原 蒼大(そうだい)さん「写真」

 研修を通して、ご飯を食べたり、家族と過ごしたりするなどの当たり前のことが平和であると感じました。この平和を継続させるため、そして二度と戦争を繰り返さないために、自分たちに何ができるのか考え、行動することが大切だと思います。

萩原 健成(けんせい)さん「写真」

 私たち人類は、広島や長崎のような惨事を起こしてはいけないと分かっているのに、なぜいまだに核兵器を持つのでしょうか。平和とは何なのか考えないのでしょうか。世界中すべての人々が平和を願い、行動すれば戦争や核兵器がない世界を作れると思います。

楢川中学校

中村 星瑛(せら)さん「写真」

 被爆者のお話を聞き、当時の様子を知ることができました。73年前の原爆投下は、決して許されるものではありません。私たちがどのように伝えていくのか、私たちが出来そうなことを見つけ、実践していくことで平和へ一歩近づけると思います。

森川 麗乃(れの)さん「写真」

 平和について考える良い経験になりました。平和記念館では、原爆の被害を目の当たりにし、辛く悲しい気持ちになりました。平和とは何か、戦争、原爆の恐ろしさを多くの人に伝え、このような出来事を二度と起こしてはいけないと強く訴えたいです。

両小野中学校

小林 空太郎(そらたろう)さん「写真」

 広島で起きた悲惨な出来事を風化させないよう、私たちが後世に継いでいかなければなりません。そのためには、私たちが話すほかに、一度広島へ行って、実際に見て感じてほしいと思いました。いつか、核兵器や戦争がなくなることを願っています。

井口 颯(はやて)さん「写真」

 現在世界にある核兵器がなくなれば、73年前の悲劇は繰り返されなくなりますが、平和は訪れるのでしょうか。研修を通して、平和は、世界中の人々が平和を望んだ時に訪れるものだと思いました。未来について考えることを周りに伝えていきたいです。