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広報しおじり平成30年2月号テキスト版2ページから3ページ
広報しおじり2018年2月1日号テキスト版2から3ページがご覧になれます。
特集 第五次塩尻市総合計画 第二期中期戦略を策定しています
平成30年度からの三カ年計画
第五次塩尻市総合計画は、平成27から35年度の本市のまちづくりの指針となる9カ年計画で、3カ年ごとの中期戦略で内容を具体化していきます。現在、30から32年度の第二期中期戦略を策定しています。
問い合わせ 企画課経営企画係 電話0263-52-0280 内線1351
Q&A 総合計画って何だろう?
今回は、総合計画の概要や第一期中期戦略の成果、第二期中期戦略で重点的に取り組む施策などをQ&A方式でお知らせします。
Q 総合計画とはどんなものですか?
A 総合計画とは、中・長期的なまちづくりの目標および方向性を示し、これを達成するための政策を体系的にまとめたもので、市政運営の最上位の計画になります。
Q 第五次総合計画の内容、仕組みはどうなっていますか?
A 27年度にスタートした第五次総合計画は「確かな暮らし 未来につなぐ田園都市」を目指す都市像とし、長期戦略・中期戦略・実施計画で構成しています。
すべての事務事業を網羅する全体的な計画ではなく、重点化する取り組みを明示した戦略計画という特徴があります。
Q どうやって事業を実施していくのですか?
A 目指す都市像とそれを実現するための基本戦略や目標人口を掲げた長期戦略を基調とし、3カ年ごとの中期戦略で、重点的にり組む内容を具体化していきます。(図1参照)
この中期戦略に沿い、実施計画で大型事業を計画的に位置付けるとともに、毎年度の予算編成で事業内容を確定していきます。
図1 第五次塩尻市総合計画の構成
長期戦略
都市像・基本戦略 9年
中期戦略
第一期 全市戦略 事業部戦略 3年
第二期 全市戦略 事業部戦略 3年
第三期 全市戦略 事業部戦略 3年
実施計画
1期3年 毎年見直し
Q 27から29年度の第一期中期戦略の特徴は?
A 重点化する基本戦略の中でも、特に、市長マニフェスト「子育てしたくなるまち日本一」を反映し、「基本戦略A 子育て世代に選ばれる地域の創造」に注力してきました。多子世帯の保育料軽減や産前・産後支援、コミュニティ・スクールの導入といった子育て、教育分野に毎年度1億円規模の新規・拡大事業費を配分し、積極的に事業を実施してきました。
Q 具体的な成果はどうですか?
A 子育てしやすいまちと思う市民の割合が、51・2%(26年度)から56・1%(28年度)に、一人の女性が一生の間に産む子どもの数に相当する合計特殊出生率が、1・48(24年度)から1・70(28年度)に大きく上昇しています。
29年10月時点の総人口6万7090人は、目標人口の中間値を約700人、推計人口を約1200人上回っており、子どもを産み育て、市内外に選ばれる地域としての成果が着実に現れています。(図2参照)
図2 実人口、目標人口および推計人口の比較(各年10月1日現在)「グラフ」
平成22年 67,670人
平成28年 実人口67,052人 目標人口66,649人 推計人口66,181人
平成29年 実人口67,090人 目標人口66,431人 推計人口65,868人
Q 第二期中期戦略で重点的に取り組むものは?
A 第一期中期戦略の成果、課題を基に、本市を取り巻く社会経済状況の変化を踏まえ見直しを行っています。3ページでは、基本戦略ごとに主な見直し内容を説明します。
基本戦略A 子育て世代に選ばれる地域の創造
子育て相談窓口の一元化など、サポート体制の充実を図るとともに、子育て世帯への経済的支援や放課後児童対策などを強化していきます。
基本戦略B 住みよい持続可能な地域の創造
広丘支所などを再編する「塩尻市北部交流センター」や新体育館の建設を着実に進め、新たな交流拠点を整備していきます。また、製造業を中心とする基幹産業の支援、企業立地の促進、起業家育成、ワイン関連産業の振興、森林資源の多様な活用など、本市の特色を生かした産業振興を図っていきます。
基本戦略C シニアが生き生きと活躍できる地域の創造
全国トップクラスの長寿を健康寿命の延伸につなげるとともに、地域で助け合い、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築を具体化していきます。
基本戦略を包括し機能的に推進するプロジェクト
暮らしやすさや子育てしたくなるまち日本一を目指す取り組みを活用した都市ブランド化を図るとともに、民間企業や大学などと連携し、地域の課題をビジネスの視点で解決する、オープンイノベーションの創造にも取り組んでいきます。
図3 長期戦略と第二期中期戦略の施策体系
※第五次塩尻市総合計画の詳細は、市ホームページ(URL http://www.city.shiojiri.lg.jp/)でも公開しています。
※年号は、便宜上「平成」を使用しています。
長期戦略 都市像 確かな暮らし未来につなぐ田園都市
基本戦略A 子育て世代に選ばれる地域の創造
基本戦略B 住みよい持続可能な地域の創造
基本戦略C シニアが生き生きと活躍できる地域の創造
基本戦略を包括し機能的に推進するプロジェクト
指標 平成35年の総人口6万5000人以上
第二期中期戦略(案)
予算による事業化、協働での実践
主な取り組み プロジェクト・施策を具体化するための事業の集まり
プロジェクト1 子どもを産み育てる環境の整備
- 施策1-1 出産・子育てサポート体制の充実
- 施策1-2 子どもの育ちや環境に応じた支援
- 施策1-3 働く世帯のための子育て支援
プロジェクト2 教育再生による確かな成長の支援
- 施策2-1 特色ある教育による知・徳・体の向上
- 施策2-2 きめ細かな支援による平等な学習機会の提供
プロジェクト3 産業振興と就業環境の創出
- 施策3-1 基幹産業の振興
- 施策3-2 地場産業の振興
- 施策3-3 農業の再生
- 施策3-4 多様な働き方の創出
プロジェクト4 地域資源を生かした交流の推進
- 施策4-1 観光の振興
- 施策4-2 新たな交流・集客の推進
プロジェクト5 域内循環システムの形成
- 施策5-1 地産地消型地域社会への転換
- 施策5-2 森林資源の多様な活用の促進
プロジェクト6 危機管理の強化と社会基盤の最適活用
- 施策6-1 防災・減災対策の推進
- 施策6-2 都市インフラの戦略的維持管理
- 施策6-3 コンパクトシティの推進(持続可能なまちづくり)
- 施策6-4 行政機能の効率化と効果向上の推進
プロジェクト7 生涯現役で社会貢献できる仕組みの構築
- 施策7-1 社会や地域で活躍できる場の創出
- 施策7-2 生涯を通じた学びと知識や経験の継承
プロジェクト8 健康寿命の延伸と住み慣れた地域での生活継続
- 施策8-1 健康増進の推進
- 施策8-2 地域包括ケアシステムの構築
プロジェクト9 地域ブランド・プロモーション
- 施策9-1 塩尻ブランドの確立
- 施策9-2 子育て世代や若者の移住・定住の促進
プロジェクト10 地域課題を自ら解決できる「人」と「場」の基盤づくり
- 施策10-1 地縁コミュニティーの活性化
- 施策10-2 知恵の交流を通じた人づくりの場の提供
- 施策10-3 新たな課題解決の仕組みの創造