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広報しおじり平成30年1月号テキスト版4ページから5ページ

ページID:0001693 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2018年1月1日号テキスト版4から5ページがご覧になれます。

新春インタビュー それぞれの立場から感じた塩尻の魅力

 今回は、さまざまな場所で働くことを通して感じた塩尻の魅力についてお聞きしました。

桔梗小学校 教諭 高田 詩央さん(高出二区)「写真」

 子どもたちからは、親しみを込めて、「しお先生」と呼ばれています。「写真」

出来たてでおいしい自校給食

 就職を機に市外から転入し、桔梗小学校で教師として働いています。現在は、一年生のクラスを担任しており、毎日、元気いっぱいの子どもたちに負けないように仕事をしています。
 もともと子どもとふれあうことが好きだったことや、子どもの頃、学校で過ごした楽しい思い出があったので、今度は教師として関わりたいと思っていました。また、学校だからこそ教えられる、人との関わり方や思いやりの心を伝えたいという強い思いもありました。
 仕事を通して感じた塩尻の魅力は、自校給食です。私が通った学校の給食は、給食センターから届くことが当たり前でしたので、赴任してきたばかりの頃はとても驚きました。また、塩尻産のアスパラガス、レタスといった新鮮な食材を使った料理や、塩尻で考案されたキムタクご飯などのメニューもあり、毎日の給食が楽しみです。出来たての給食を食べることができる子どもたちは、とても幸せだと思います。
 今年は、子どもたちともっとふれあい、一人ひとりの良い部分を見つけ、伸ばしてあげられるようにしたいですね。

東座 代表 合木 こずえさん(大門四番町)「写真」

 数々の作品の中から選んだ、珠玉の作品を上映しています。「写真」

大勢の秘めた情熱を持っている人達

 市内で唯一の映画館「東座」の代表を務めております。映画館は夢を売る場所ですので、お客様に快適に映画を鑑賞していただけるよう、笑顔を忘れず、隅々まで気を配っているつもりです。また、自分自身の感性を鈍らせないため、常に芸術や文化に触れ、さまざまな映像を観て勉強しています。
 映画館で育ちましたので、「映画」が日常でした。東座を継承することも自然と理解していましたが、2歳の頃からスクリーンの向こう側に行く夢を抱いていまして、女優をしながら映画館を引き継ぐ覚悟でまい進してきました。
 塩尻は、町全体は穏やかで静かですが、秘めた情熱を持っている人が多く住んでいると思いますね。その一方で、なかなか一歩を踏み出せない人も多いと感じています。私どもの映画をご覧になり、ポジティブ思考へと気持ちが切り替わることを願って、これからも優れた作品を上映していきます。
 普段、映画が身近にない方、特に地元の皆さんに私が選んだ秀作をご覧いただき、現実をしばし忘れて、夢の世界に浸ってほしい。それが今年の希望と目標です。

JR塩尻駅 駅員 森喜(もりき) 駿さん(松本市)「写真」

 地域の人とのコミュニケーションを大切にしながら仕事をしています。「写真」

駅から見える魅力的な景色

 転職を機に県外から移住し、JR塩尻駅で駅員として働いています。現在は、出札および改札の業務を担当しており、何よりもお客様の安全を第一に心掛けながら仕事をしています。
 子どもの頃から鉄道が好きで、よく電車のおもちゃで遊んでいました。一度は他の仕事に就きましたが、鉄道への思いは変わらず、思い切って転職をしました。
 駅で仕事をしている時に、ふと外に目を向けると、ブドウ棚や紅葉した山々など、季節ごとに移り変わる景色を見ることができ、心が癒されます。また、駅周辺以外にも高ボッチ高原や北アルプスの連なる山々をはじめとした、美しい景色が市内には数多くあると思いますね。
 塩尻の魅力を多くの人に伝えたいと思い、現在、駅から塩尻の魅力をアピールするプロジェクトに携わっています。駅を利用する人には、乗り換えが目的で塩尻を訪れる人も大勢います。そういった人をはじめ、より多くの人に塩尻を知っていただけるよう、看板を設置したり、動画を流したりするなど、まずは市の玄関ともいえる駅から情報を発信していきたいですね。

平出博物館友の会 会長 小林 康男さん(吉田二区)「写真」

 講演会での講師や、新聞にコラムを掲載するなど、精力的に活動しています。「写真」

5000年続く平出の歴史

 平出博物館で37年間働き、そのうち24年間は館長を務めました。現在は、平出博物館友の会の会長を務めており、勾玉を作って販売するなど、平出遺跡を多くの人に知ってもらいたいとの思いで活動しています。
 小学生の頃に友達から土器の破片をもらい、知り合いの先生に見せたところ、大昔の人が使っていた生活の道具だよと言われ、昔の人も今と同じように生活をしていたことに不思議な感動を覚えました。その時の感動が、仕事に就くきっかけになりました。
 塩尻は、松本、伊那、木曽、岡谷などに向かう時に通過する、交通の要衝として発展してきました。それは今から何千年前も同じで、人の移動とともに各時代の優れた文物が塩尻に集まり、文化が築かれてきました。縄文から平安時代まで各時代の特色ある考古資料が続けて残っているのは全国でも珍しいことで、とても誇らしいですね。
 今年の目標は、地元の人をはじめ、より多くの人に平出遺跡に興味を持ってもらい、身近に感じてもらうことです。難しい言葉ではなく、一般の人にも分かりやすい言葉で歴史を伝えていきたいですね。