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広報しおじり平成29年7月1日号テキスト版6ページ

ページID:0001601 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

広報しおじり2017年7月1日号テキスト版6ページがご覧になれます。

特集体の健康まず歯から

信州大学による特定健診への歯科健診導入に関する研究報告

 歯や口の健康は、身体の健康に大きく影響します。健康な毎日のため、歯や口のケアを行いましょう。
問い合わせ 健康づくり課保健予防係 直通電話0263-52-0858

歯や口の健康と、全身の健康状態との関連を調査

 平成26年度から3年間、信州大学医学部や塩筑医師会、塩筑歯科医師会、市が連携・協力し、「歯科疾患と全身の健康状態との関連に関する研究」を全国に先駆けて行ってきました。この研究は、市民の皆さんの健康寿命延伸を目指して、本市の特定健診に併せ、信州大学による歯科健診・歯科保健指導を行い、口の中の健康状態とメタボリックシンドローム(メタボ)との関連を調査するものです。
 調査の結果、26年度から3年間、毎年歯科健診を受診した人は、歯の健康状態が改善していました。(表1参照)

「表1」歯の健診結果の推移(平均)

検診項目 未処置歯数※1
※1未処置歯数 治療が必要な歯の数
26年度 0.45本
28年度 0.37本

検診項目要補てつ歯数※2

※2 要補てつ歯数 抜けているため、入れ歯などで補う必要がある歯の数
26年度 0.30本
28年度 0.20本

メタボの人は歯周炎になりやすい

 3年間、毎年歯科健診を受けた人のデータを分析した結果、歯周炎とメタボには深い関連があり、メタボの人は、歯周炎※1になりやすいことが分かってきました。(表2参照)

※1歯周炎歯周炎は、歯茎の炎症(歯肉炎)が進行し、歯を支える組織が徐々に破壊されていく状態です。

 メタボは、内臓脂肪の蓄積と、血圧・血液異常が重なっている状態で、高血圧や糖尿病など生活習慣病の原因になります。また、メタボが進行すると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こします。

「表2」歯周炎とメタボの関連

(26、28年度に歯科健診を受診している364人の調査結果から)
3年間の歯周炎の状態 ない
メタボ判定で該当または予備軍とされた率 17.0%

3年間の歯周炎の状態 あったが改善した
メタボ判定で該当または予備軍とされた率 22.2%

3年間の歯周炎の状態 なかったが発症した
メタボ判定で該当または予備軍とされた率 32.0%

3年間の歯周炎の状態 あり、改善しない
メタボ判定で該当または予備軍とされた率 39.3%

歯や口の健康は、全身の健康に影響を及ぼします

 歯周炎などの歯の疾患は、進行すると歯の喪失につながります。歯の喪失は「よく噛まない」「噛めない」食事へとつながり、栄養状態の悪化(痩せ)や運動能力の低下(ロコモティブシンドローム)、認知症などの悪化の要因になります。(図1参照)
 3年間の研究で、以上のことが分かってきました。今後は、歯科検診にだ液検査も加え、全身と口腔の関連を引き続き研究していく予定です。

図1歯の疾患やメタボの影響など

メタボ 高血圧や糖尿病などの原因に
 放置すると 動脈硬化
 進行すると 心筋梗塞 脳梗塞など

歯科疾患 歯周病、虫歯、口腔機能の低下など
 放置すると 歯の喪失 よく噛めない 噛まない
 進行すると 痩せの原因 筋肉量の低下 認知症など

メタボ 歯科疾患 お互いにかかりやすい

国保特定健診・生活習慣病予防健診の集団健診会場で口腔チェック

 対象の皆さんは、集団健診会場で歯科健診を無料で受診できます。今年度から、虫歯菌や、口臭の元となるアンモニアの数値など口腔内環境について検査する「だ液検査」も行いますので、ぜひ受診してください。

対象次のどちらかに該当する人
  • 市国民健康保険に加入している25から74歳の人(29年3月31日時点)
  • 75歳以上で生活習慣病予防健診を受ける人

※医療機関健診を受診した人も、受診結果を集団健診会場へ持参することで、歯科健診のみを無料で受診できます。
※日程や会場の詳細は、問診票または健診結果通知書に同封します。