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巨大トンボメガニウラ
巨大トンボメガニウラについて記載しています。
石灰紀の終り(約2億9千万年)の森林は、リンボクやフウインボクなど30メートルほどもある巨木シダやトクサの仲間が繁っていました。マツやサクラのように花が咲く植物は現れていませんでした。
そのリンボクやフウインボクの森林の中に、翅を広げると70センチメートルもある原始的なトンボ、メガニウラがすんでいました。メガニウラは他の昆虫などをえさにして生活していました。飛ぶときには巨木によじ登り、グライダーのように滑空したものと思われます。巨大トンボメガニウラのヤゴ(幼虫)の化石は見つかっていませんが、成虫の大きさから、想像して、小さなビールビンほどの大きさであっただろうと考えられます。