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リンゴ黒星病(DMI剤耐性菌)の発生について

ページID:0002600 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

 平成30年6月13日に過去十数年、黒星病の発生の見られなかった地域において発生したリンゴ黒星病について、検定の結果、DMI剤及びQoI剤耐性菌と確認されました。リンゴ黒星病はりんごの葉や果実にすす状の病斑を生じ、落葉、落果、裂果を引き起こします。感染が拡大すると、品質低下や収量の減少につながります。
 DMI剤耐性菌が県内産地にまん延・定着すると、今後、本県のりんご生産に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。
 りんご生産者の皆さまは至急、園地の確認を行っていただくとともに、苗木・穂木等導入される際は十分注意するようお願いいたします。
 また、発生園では、苗木の伐採や被害葉を摘み取るなどの対応が必要となりますので、疑わしい症状がありましたら、松本農業農村支援センターにご連絡ください。

リンゴ黒星病について

  1. リンゴ黒星病とは
    糸状菌(カビ)による病害で、りんごの葉や果実にすす上の病斑を生じ、落葉、落果、裂果を引き起こします。
  2. 薬剤耐性菌とは
    耐性菌とは、これまで効果のあった農薬が効かなくなり、十分な防除効果がみられなくなった菌のことです。

りんご黒星病は4~5月の防除が重要!!6月は黒星病が増加する時期です。定期的に圃場巡回をしましょう!!

6月から黒星病の発生が目立つようになります。降雨により急増しますので、圃場の観察を強化するとともに、以下の点に留意してまん延防止に努めてください。

  1.  定期的に圃場を巡回し、発病の有無を確認してください。
  2.  黒星病の発病が確認されたら、感染部位を摘み取って袋等に入れて、圃場外に持ち出し、焼却または、土中に埋めるなど適正に処分してください。
  3.  発生が多い場合や今まで見られなかった圃場で発生を確認した場合には、速やかに松本農業農村支援センター(0263-40-1945)又はJAまでご連絡ください。
  4.  防除の際には、樹全体にしっかり薬液がかかるように十分な量を丁寧に散布してください。また、樹冠内部の新梢整理などで死角をなくすように努めてください。
  5.  QoI剤を使用する場合は、単剤ではなく保護殺菌剤を加用してください。

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