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塩尻市健康づくり計画(第二次)~元気しおじり「はつらつ21」~(改訂版)
塩尻市では「確かな暮らし未来につなぐ田園都市」の実現を目指し、健康寿命の延伸と住みなれた地域での健やか暮らしの創出に向け、「健康づくり計画(第二次)」~元気しおじり「はつらつ21」~を策定しました。
健康づくりは、一人ひとりが「自分の健康は自分でつくる」という意識をもって主体的に取り組むことが基本です。地域環境や生活習慣等の改善を通じて、生活習慣病の発症予防や重症化予防を行い、社会生活機能低下の低減を図り、日々の生活の質の向上を実現することが必要です。
「健康づくり計画(第二次)」では、すべての市民が、いつまでも健やかで、心豊かに生活できるまちを目指し、健康である市民の増加と、健やかな暮らしを支える社会環境を築くことを目的とします。
この度、3年ごとの進捗の評価を行い、計画の一部見直しを行いました。
重点施策について
計画では、市の健康に関する分析及び前計画の評価結果を踏まえる中で、次の4項目を重点的に取り組むべき施策と位置づけ、取り組みを行います。
1がんの発症予防と早期発見
がんは主要疾患死因の第1位で、がんによる死亡者の多くは早期発見の機会となるがん検診を受けておらず、その結果として亡くなっていると考えられます。このことから、がん検診による早期発見・早期治療が重要と考え、がんの発症予防と早期発見を重点課題として取り組みます。
2脳血管・虚血性心疾患の発症予防と重症化予防
脳血管疾患と心疾患は、がんと並んで主要死因であり、死亡を引き起こすだけでなく、急性期治療や後遺症治療のため、個人的にも社会的にも負担が増大し、特に医療費の占める割合が最も高い疾患です。そのため脳血管・虚血性心疾患等循環器疾患の対策を最重点課題と位置づけ取り組みます。
3糖尿病の発症予防と重症化予防
糖尿病は、循環器疾患のリスクを高め、糖尿病性腎症等の合併症を併発することにより、人口透析に至る等個人の生活の質や医療費等に多大な影響を及ぼします。そのため、糖尿病の発症予防と重症化予防を重点課題として取り組みます。
4低出生体重児の減少とハイリスク者の支援
低体重出生児の割合が、近年は県の平均を上回っていますが、低出生体重児は、成人後に糖尿病や高血圧等の生活習慣病を発症しやすいと分析されています。また、若年者(20歳未満)、養育能力の低い者など、リスクの高い妊娠、出産が増加しています。低出生体重児の減少と、養育能力の低い者等ハイリスク者への支援を重点課題として取り組みます。