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公務員の「権利」と「義務」に関する一考

ページID:0002321 更新日:2021年6月28日更新 印刷ページ表示

 信州人の半分以上が最も好きな季節と言われる春。桜の開花とともに、塩尻市に27人の新人が入庁しました。彼らが公僕としての初心を忘れず、市民本位の職員として成長してくれることを願います。
 ここ数年、新人職員に必ず伝えている言葉があります。「厳しい就職戦線を勝ち抜き、晴れて公務員となった君たちは、自らが幸せになる権利を得た。しかし、その権利が市民を幸せにする義務に先んじてはならない」という言葉です。鹿児島県の離島で構成される三島村という、人口400人弱の小さな村の前村長の言葉です。村役場は鹿児島市にあり、多くの村職員は村内に住居を持たず、財政力指数は全国最下位です。村営の船が村内三つの有人島と鹿児島市を結ぶ唯一の交通手段で、その船員が村の全職員48人中15人を占めます。
 この村の村長の名言を雑誌「地方行政」で見つけた時、私は大きな感動を受け、そして自問しました。自ら常にその姿勢を持てているのかと。公務員が常に立つべき原点ではないでしょうか。誰にも権利と義務はつきものですが、政治家を含む公務員の義務は極めて大きいことを、常に認識する必要があると思います。