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日本の教育の現状を憂慮する首長は多く、「何とかしなければ、日本の未来は無い」との思いも共通項です。しかし、絶対的な方策は見つからず、試行錯誤が続いています。
少し大げさな表現ですが、人口減少社会がこのまま進行すれば、日本は確実に滅亡への道を進みます。訴訟を恐れ、産科を志す医者が少ない事も教育と無縁ではありません。市内に分娩(ぶんべん)施設が無くなってしまったことは、行政としても大きな課題であり、信州大学をはじめ、つてを頼りながら産科医探しをする中でも、「新自由主義と権利ばかりを主張する人間が、日本の医療を崩壊させつつある」との声が大勢です。「権利と義務と責任」の心を併せ持つ、自律的な若い世代を育てていくことが、教育の最大の使命であり、日本の未来を決定します。
「自民党政権が変わるのに50 年かかった。こんな国は世界に三つしかない」と言われます。「教育再生」は、もっと長い道のりかもしれません。しかし、地方都市からでも発信できる大きなテーマです。
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