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広報しおじり令和元年5月号テキスト版2ページから5ページ

最終更新日:2019年4月25日

広報しおじり2019年5月号テキスト版2ページから5ページがご覧になれます。

特集 木曽漆器と暮らす


 時代に合わせて形を変えながら使われてきた「木曽漆器」。今回は、生活の中で使われる様子や、木曽平沢の職人が漆器にかける思いについて特集します。

食卓で使われる木曽漆器

 「美優ちゃん、あーん」。駿さん、美樹さん、美優ちゃんの3人で食卓を囲む髙野さん一家。愛情が込められた料理が並ぶ食卓には、木曽漆器の食器の姿があります。「高級な物というイメージがありましたが、使ってみると気を使うこともなく、使い勝手が良いですね」と美樹さんは話します。
 髙野さん一家が木曽漆器に出会ったのは、市外から転入した時。転入者向けに、市から地場産品がプレゼントされる制度を利用したことがきっかけです。「塩尻に来るまで木曽漆器については知りませんでしたが、使ってみると手触りが良く、温かみを感じます」と駿さんは話します。

木曽漆器のここが良い

 「木曽漆器の食器は、木で作られていて、触れると温かみを感じますし、子どもが口の中に入れても大丈夫という安心感があります」と美樹さん。美優ちゃんも、美樹さんに渡された木曽漆器のスプーンを手に持ってご飯をおいしそうに食べていました。軽くて持ちやすいので、手に持って遊ぶこともあるそうです。
 手入れなどについて美樹さんは、「洗う時、水に長時間つけないようにしているくらいです。落としても割れないくらいに丈夫なので、他に注意していることはないですね」と話します。また、駿さんは「木曽漆器の食器を使っていると、見た目や手触りから少し特別に感じる部分があり、食器を大切に扱おうという気持ちが湧いてきます。いま使っている木曽漆器は子どもの分のみですが、いずれは家族全員、木曽漆器を使いたいですね」と話してくれました。
 高級品、格式が高いというイメージがある木曽漆器ですが、元々は、髙野さん一家のように日常で使うために作られてきました。

生活の中で発展してきた技術

 木曽漆器は、明治の初め頃に奈良井で下地材に優れた粘土質の「錆土(さびつち)」が発見されたことで、産業として飛躍的に発展してきました。この「錆土」と漆を混ぜ合わせ、下地塗りをすることで丈夫な漆器が生産できるようになり、堆朱(ついしゅ)塗りをはじめとする変わり塗りや、塗分呂色(ぬりわけろいろ)塗りなどさまざまな漆工技術が開発されました。その後も、木曽漆器は日常生活の中で使用される製品を中心に発展し、現代のニーズに沿いながらも日々挑戦を繰り返し、新たな漆器づくりが進められています。
 また、漆器の特徴の一つとして、優しい肌触りや温かい料理が冷めにくい点などがあり、日々の食事をよりおいしく食べることができます。さらに、木や漆はすべて自然の中で作られたものなので、安心、安全と温もりを感じながら使用することができます。
 庶民の間で使われ、長い年月をかけて、より使いやすいように発展をしてきた木曽漆器。次のページからは、木曽漆器の産地、木曽平沢で活躍する職人から、漆器にかける思いについてお話しを伺います。
「写真」右から 髙野 駿さん、美樹さん、美優ちゃん
「写真」1 木曽漆器のフォークを使ってご飯を食べさせる駿さん 
「写真」2 食卓の上に木曽漆器の姿もあります 
「写真」3 木曽漆器のスプーンで上手にご飯を食べる美優ちゃん 
「写真」4 実際に使っている木曽漆器 
「写真」5 スプーンを手に持ち美樹さんに食べさせてあげる美優ちゃん
「写真」6 3人揃っていただきます

国の伝統的工芸品「木曽漆器」

 伝統工芸品指定は、昭和49年5月に公布された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき経済産業大臣が指定するもので、
 ○主要部分が手作り
 ○主に日常生活で使う
 ○一定の地域で産地形成されたもの
 ○100年以上継続し今日まで続いている伝統的な技術や技法、材料で作られている
などの指定要件があり、審査を経て指定される日本を代表する工芸品である証です。現在、全国各地に232品目あり、長野県では7品目が指定されています。
 木曽漆器は、昭和50年2月に第一次で指定を受けており、その歴史は450有余年前にさかのぼるといわれています。特に、明治初頭に奈良井で発見された「錆土(さびつち)」が漆器づくりの下地材として大変優れていることから、急速に発展し、現在に至っています。
「写真」日本を代表する伝統的工芸品「木曽漆器」

普段使うだけでなく、贈り物にもおすすめ

 荒井 勝久さん、圭美(たまみ)さん(野村)「写真」
 昨年、仕事の都合で県外から転入してきました。木曽漆器の食器は、手触りや料理を盛り付けた時の見栄えがとても良いですね。また、プラスチックなどの食器に比べて、使っていて食器を大事にしようという気持ちになります。
 地元に帰省する時、自分たちの住んでいる塩尻の特産品を家族にプレゼントしようと思い、木曽漆器の茶椀と箸を贈りました。また、友達への祝い事の際にも木曽漆器の食器を贈りました。使いやすく、地域の特産品として魅力的な木曽漆器を多くの人に知ってもらいたいです。

来て、触れて、漆器を知って

 年間数多くの漆器が作られる漆工町「木曽平沢」。今回は、親子で漆器製作を行う宮原正岳さん、義宗さんに木曽漆器や木曽平沢への思いについてインタビューしました。
「写真」左から 宮原 正岳さん、義宗さん

頑丈で使いやすく、暮らしを豊かにする木曽漆器

正岳さん 温かいものが食べやすい、口に入れても安心できるなど、私たちにとって日頃から使いやすいという部分が魅力です。また、見た目の彩りや雰囲気も美しいので、使うだけで暮らしを豊かにしてくれますね。
義宗さん 落としても簡単には壊れないくらいに頑丈で、もし欠けたり割れたりしても、修復して長く使うことができる点が魅力です。

世界に誇る木曽漆器の技術

義宗さん 私は主に文化財の修復事業に携わっています。最近では、ニューヨークにある寺院の修復をしてきました。現地の人にも木曽漆器の技術について大変興味を持っていただき、新たな市場としての手ごたえを感じましたね。
正岳さん 近年、木曽平沢を訪れる外国人観光客が増えています。木曽平沢の町並みや実際の工房の様子、職人の技などを直接見られるところが人気なのかもしれません。

情報発信を行い、より多くの人に木曽漆器を使ってほしい

義宗さん より多くの人に使ってもらうためにも、これまで培ってきた技術を基にさまざまな木曽漆器を製作していきたいです。また、商品を売るだけではなく、職人の仕事や工房を見ることができる場があるので、そういった面白い物や場所があるということをもっと発信していく必要があると思っています。
正岳さん 息子のような若手の職人の考え方や価値観には、驚かされることがあります。新しい発想を大切にしながら、より多くの人に使ってもらえるように木曽漆器を発展させていってほしいですね。

漆工町木曽平沢に来てほしい

義宗さん 全国的に見ても、木曽平沢ほど職人の店が一カ所に集中している産地はありません。いくつもの職人の工房やお店を短時間で回り、漆器について話したり、体験したりできる珍しい場所なので、ぜひ来ていただきたいですね。
正岳さん 木曽平沢では、工房の見学や、体験講座なども行っています。体験講座には、一度来て良かったから、と言ってまた来てくれるリピーターの人もいます。一度、実際に木曽平沢に来て、町の雰囲気を感じたり、体験をしたりしていただきたいですね。
「写真」製作途中の弁当箱。手作業で作るため、完成には約一カ月がかかります。
「写真」宮原さんの工房。親子一緒に作業することもあります。

見て、触れて、木曽漆器を体験しよう

 意外に簡単? 難しい? 漆の塗り方や絵の描き方で自分の個性が表れる、漆器づくり体験をしてみませんか。

木曽漆器館 電話0264-34-1140

■営業時間 午前9時から午後5時(12から3月は午後4時まで)
※月曜日および祝日の翌日は休館です。
塗箸漆絵付け体験(10人以上は要予約)
■所要時間 30分
■費用 1,000円(20人以上で団体割引あり)
「写真」子どもたちも気軽に体験
「写真」箸に漆で好きな絵を付けます

木曾くらしの工芸館 電話0264-34-3888

■営業時間 午前9時から午後5時
※2週間前までに電話で予約してください。
木曽堆朱(ついしゅ)の研ぎ出し体験
■所要時間 1時間
■費用 1,800から2,000円
蒔絵体験(当日持ち帰り可)
■所要時間 約1時間半
■費用 2,000円から
「写真」初めてでも大丈夫!
「写真」一つ一つ丁寧に教えます

第52回 木曽漆器祭・奈良井宿場祭

問い合わせ 木曽漆器祭・奈良井宿場祭実行委員会事務局(観光課内) 直通電話0263-52-0886(祭り当日は電話0264-34-2001)
■期日 6月7日金曜日から9日日曜日
■時間 午前9時から午後5時
■場所 楢川地区(贄川・木曽平沢・奈良井)
■駐車場 約1,000台(会場周辺)
※木曽平沢と奈良井を往復する無料シャトルバスを運行します。(7日金曜日は一部路線のみ運行)

木曽漆器祭 大漆器市

 タイムスリップしたかのような町並みの中、漆器のお店が建ち並び、職人が精魂込めた銘品や逸品が販売されます。ぜひお越しください。
「写真」職人から直接漆器についての話も聞けます。
「写真」実際に触れて、気になる漆器を選べます。

奈良井宿場祭 お茶壺道中

 江戸時代に京都宇治から徳川将軍家までお茶を献上するために運んだ行列を再現。華やかな行進の様子をぜひご覧ください。
「写真」

※このほかにもさまざまなイベントが開催されます。詳細は、木曽漆器祭・奈良井宿場祭ホームページ(URL http://shikki-shukuba.shiojiri.com/)をご覧ください。「QRコード」

まずは一目見てみよう!図書館で木曽漆器を展示します

問い合わせ 市立図書館 電話0263-53-3365
 木曽漆器祭・奈良井宿場祭に合わせて、市立図書館本館1階で木曽漆器の展示を行います。この機会にぜひ、漆器を見てみませんか。
■期間 5月11日土曜日から6月16日日曜日
※水曜日は休館です。

「中山道奈良井宿」と「漆工町木曽平沢」をつなぐ重伝建周遊バスをご利用ください

問い合わせ 観光課観光振興係 直通電話0263-52-0886
 今年度から、市内2カ所の重要伝統的建造物群保存地区をつなぐ周遊バスの運行が開始されました。この機会に、漆の塗装が施されたオリジナルの車両に乗り、奈良井宿と木曽平沢を訪れてみませんか。「写真」
■期間 10月頃までの土・日曜日および祝日
(平日運行を行う場合もあります。詳細は、お問い合わせください)
■運行回数 1日6往復
「写真」内装は朱色を基調に丁寧に漆が塗られています。

お問い合わせ先

塩尻市
電話:0263-52-0280 ファクス:0263-52-1158

ご質問、ご提言は「しおじり声のひろば」からお寄せください

本文ここまで


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塩尻市役所

〒399-0786 長野県塩尻市大門七番町3番3号 電話:0263-52-0280(代表) ファクス:0263-52-1158 法人番号:3000020202151
開庁時間:午前8時30分から午後5時15分まで 閉庁日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始
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